13
1月
カメラを買って初めて撮影をする、となると実は結構緊張します。
ちゃんと撮れるのか、真っ白な写真とか真っ暗な写真にならないか、変な写真にならないかと心配事はたくさんあります。
ただあれこれ考えても仕方がないので、最初のうちは基本のコツだけ抑えてそれ以外のことは慣れてから考えるようにしましょう。
今回は初めての撮影でも綺麗に撮るためのコツをご紹介します。
撮影の経験無し、機材も揃ってなくてカメラ1台、レンズ1個、ストロボなし、三脚は持ってるけど使ったことがない程度のレベルで考えます。
とにかく開放(F値低め)で撮る
最初のうちは何もかもが初めてで頭が回らないものです。
F値だのシャッタースピードだのISO感度だのホワイトバランスだの考える余裕がないわけです。
そんな状態で撮影しても良い写真が撮れません。
なのでとりあえず1つ、考えなくても良いようにします。
迷ったらF値低め、開放で撮ります。
とりあえずF値は開放固定、余裕が出てくるまでは考えないようにしましょう。
慣れてくるとわかりますが、F値は簡単そうに見えてものすごい複雑です。なので最初のうちは考えずとりあえず開放です。
開放で撮る理由としては、F値が低ければ背景がボケます。
最初は背景が綺麗にボケるとそれだけでテンション上がるので、まずは「自分でもこんな写真が撮れる!」という自信を持ちましょう。
最初のレンズは標準ズームレンズが多く、F4~F5.6が多いのでF値が低すぎて真っ白になる確率は低いです。
とにかく最初は「普通に綺麗な写真を撮る」事に集中しましょう。
ブレてない、白飛びしてない、真っ暗じゃない、背景が綺麗にボケている写真、これを目指しましょう。
ISO感度もほぼ固定(又はオート)にする
次にISO感度をほぼ固定します。
ほぼ固定、というのは屋外で晴天であればISO100とかISO50でも十分な明るさが確保できるので、考える必要がありません。
上げたら逆に明るすぎて白飛びします。
屋内でも頻繁に電気をつけたり消したり、明るさがすごいはっきり分かれるような場所を行き来することがなければ固定で大丈夫です。
むしろその環境ならISO感度はオートにしましょう。
初めての撮影で考えて頭抱えるポイントではないです。
注意するべきこととしては、ISO感度がオートの場合に高くなりすぎてザラつきが出ることがあります。
その点だけ注意して撮影していけば、F値は低いので明るさはそれなりに稼げてるのでだいぶ楽になります。
これで考えるべきポイントが2つ減りました。
F値は開放
ISO感度は最低値で固定するかオートにする
これらの設定は家でも出来ますので、事前に準備しておきましょう。
シャッタースピードは頑張って設定する
シャッタースピードは頑張って設定します。
というのも、初めての撮影で注意しないといけないのがシャッタースピードです。
設定を間違えたら真っ暗になるわ、真っ白になるわ、撮れたと思ったらブレてるわ、と何かと苦戦します。
特にシャッタースピードは自分自身の手ブレだけではなく、被写体の動き次第ってところもあります。
被写体の動きがなければ自分の手ブレだけ気にすればいいのですが、相手が人である以上難しい話です。
ある程度の動きはある、という前提で考えたほうが良いです。
とりあえず目安として、1/200からスタートします。
1/160とかでもいいですが、まず自分が絶対に手ブレしない早さにします。
普通に手持ちで1/200とかであればブレることはないはずなので、あとは明るさとか被写体の動きの有無とかで微調整します。
シャッタースピードを調整する時のコツとして、あまり大きく動かしすぎないことです。
ダイヤルをグリグリ動かしたくなりますが、ゆっくり合わせましょう。
一気に動かすと今の数字と先程の数字の違いがわからなくなります。
最初はブレないで撮れるシャッタースピードを把握しましょう。
手ブレ補正の有無とかも関わってくるので、こればかりは経験しかありません。
シャッタースピードさえ抑えることができればブレブレ写真は回避できます。
そしてシャッタースピードに集中するために他の設定を固定化しました。
慣れてきたらF値とか触るようにするといいですが、最初の撮影では考えずにいきましょう。
ホワイトバランスはオートで良い
ホワイトバランスは正直、オートでいいです。
最初のうちに考えるべきことではないですし、後から変えられます。
カメラにもよるかもしれませんが、AWBというのがいわゆるオートモードです。
手ブレした写真とか真っ暗とか真っ白な写真の方が修正不可なので、まずはそういった写真を避けるようにします。
ちなみにホワイトバランスは色味が変わります。
青色になったり、普通に今見えているような色味になったり、オレンジ色になったりと変えることが出来ます。
ちょっとした色味の違いでガラッと雰囲気が変わるので覚えると楽しいですが、RAW現像を覚えたら後から何とかなります。
なので、最初はオートで撮りましょう。
ホワイトバランスはこだわりだすと慣れていたとしても本当に凄い時間がかかるので、3つの設定をしっかり覚えてからの次のステップです。
あとからRAW現像という方法で修正もできますが、撮影より先にRAW現像を覚える事はほぼないのでだいぶ後の話です。
構図はあまり意識せず被写体を中央に置く
構図も実は色々とありますが、こだわりだすと本当にシャッターが押せなくなるのでこれもまずは基本の形だけ覚えます。
ものすごい簡単なのは「被写体を中央に置く」ことです。
とにかく綺麗に写真のど真ん中に入ってくるようにします。
すると背景が綺麗にボケて被写体が写真の中央にいる、結構良い写真が最初の撮影でも撮れるようになります。
被写体が左側とか右側とかにいるような写真は後々考えるようにします。
やってみたい、という気持ちも出てきますがそこは我慢してまずは「中央」に配置することに集中します。
ちょっと斜めにしてみたりとか色々とやってみたいことも出てきますが、出来るだけ真っ直ぐにして中央に被写体を置いて撮影することに慣れましょう。
慣れてきたら左に置いたり、右に置いたりしてみましょう。
最初の撮影では構図まで考えていると本当にシャッターが押せないので、とにかく写真を撮ります。
あとで撮った写真を見返して、次はこうしようとか考えて実践していきましょう。
まとめ
まとめです。
・F値は開放固定
・ISO感度も固定、迷ったらオート
・シャッタースピードは頑張って設定する(重要)
・構図は被写体を中央に置く
カメラはとにかく場数を踏むことが一番です。近所の公園で花を撮ってもいいですし動物を撮るのもありです。
雨が降ってたら室内で練習も出来ます。
雨撮影も体験したくなると思いますが、機材の保護が必要なので最初のうちはやめておきましょう。
家にあるペットボトルでも薬の瓶でも綿棒でも何でも被写体に出来ます。
撮影技術の向上は練習あるのみです。