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【lightroom Classic基本操作】メタデータについて知ろう

知っているようで殆ど理解できていない人が多いメタデータ、一言で言えば「いろいろな情報」ですが思っているよりもたくさんの情報が詰まっています。

特に撮影初心者の人にとっては「あの時の写真どうやって撮ったっけ?」を思い出せる情報が沢山あります。

この機会にメタデータについて勉強しましょう。

メタデータとは?

メタデータは簡単に言えば「データ」です。タイトルとか作成日とか最終更新日とか色々な情報です。

これら全部がメタデータです。メタデータだけで色々な種類がありますが今回はlightroomで写真を扱う上で知っておきたいものに絞っています。

写真だとタイトルとか以外にも撮影時の情報が含まれています。使っているカメラとかレンズとかもメタデータとして保存されています。

メタデータのある場所

lightroomでは画面右下にあります。デフォルトでは↓の画像のようになっています。

情報としてはかなり少ないですが、必要最低限の情報は表示されています。

タイトル~作成者の部分が空欄ですが、ここはそれぞれ自分で入力することが出来ます。

このメタデータは写真を検索するときの検索キーワードとしても認識されているので、検索時にも使えます。

スマートコレクションの条件分岐でも使えるので、情報の入れ忘れにフィルターをかけることも出来ます。

キーワード検索やスマートコレクションについては以下記事で詳しく書いていますので合わせてご覧ください。

【lightroom Classic基本操作】写真にキーワードを付けて管理しよう

撮影はしてもSNSに写真を上げることも少ない場合は気にすることはありませんが、SNSによく写真を上げる方は知っておいたほうが良いです。

プロを目指す方であれば知っておかないと自分が不利になることもあるので、しっかり覚えておきましょう。

メタデータは取り扱い注意

メタデータには撮影時の情報以外にも色々な情報が含まれています。デフォルトの項目に「著作権情報」があるほどです。

中にはGPS機能が付いているカメラの場合は位置情報が含まれている場合もあります。そのまま何も知らずにネットに流してしまうと位置情報も漏れてしまう可能性があります。

メタデータの取り扱いには気をつけましょう。不要であれば削除するのも1つです。

メタデータの種類

メタデータにはたくさん種類がありますが、写真関連で覚えておきたいのは2種類だけです。

Exif(イグジフ)

メタデータなんて使うことあるのか?って思っている人でも見ておきたい情報です。このExifには撮影時のカメラ・レンズの情報(F値・シャッタースピード・ISO感度等)が含まれています。

あの時どんな設定で撮影したか忘れた時や、設定値を再確認したい時に写真から得られる情報です。

写真を見ただけで撮影時の正確な設定を把握するのはほぼ不可能ですが、メタデータを活用すればこれらの情報が正確に記録されています。

ズームレンズの場合はズームレンズの焦点距離も記録されています。

カメラのシリアル番号まで記録されているほど、メタデータは扱い方1つで重要な情報が外部に漏れてしまう可能性もあります。

特にシリアル番号とかはカメラ本体の情報とセットでわかってしまうと悪用されてしまう危険性もあります。

普段見ることは少ないかもしれませんが、何も知らずにアップロードした写真に情報が残っていたりすると大変です。

IPTC(アイピーティーシー)

IPTCには連作先や著作権に関する情報を入れることが出来ます。こちらは人に見られたら困る、というよりも見せるための情報になります。

住所とかありますが、商売でやってる人が事務所の住所とかを入れるためのスペースです。商売でやっているわけではない人が自宅住所を入れる場所ではないです。

何かあったらここに連絡を、というイメージです。

プロとして活動されるのであれば全部埋める必要はありませんが、著作権情報とか著作権情報のURL入れておきたいところです。

webサイトとかも入れておくと宣伝になるかもしれません。

他は必要に応じて使おう

他にもlightroom上ではメタデータが扱えますが、先程の2つだけあれば基本的には困りません。

それ以外のメタデータは人によって必要だったり不要だったりします。

例えばIPTC Extensionはモデルの情報とか管理関連の情報を入れることが出来ますが、人によっては不要かもしれません。

メタデータの入力方法(プリセット使用)

メタデータは一部は入力可能ですが、毎回同じ情報を同じところに入れていく作業は結構苦痛です。

プリセットを作って一気に反映させて作ると非常に楽です。プリセットは一度作成したら何度でも再使用出来ます。

プリセットの作り方は「プリセット」の部分をクリックして「プリセットを編集」をクリックします。

編集画面がでてくるので、必要な情報を入れていって保存します。後から編集もできるので、今入れておきたい情報だけ入れて保存する事も出来ます。

著作権情報とかは最低限入れておくといいでしょう。

完了をクリックするとプリセットが追加されます。今回は「メインメタデータ」という名前で追加しています。

このメインメタデータを選択すると、先程入力した情報が選んでいる写真に反映されます。

メタデータプリセットの編集

メタデータプリセットを編集する場合はプリセットを編集をクリックした後に、編集したいメタデータの名前を選択するだけです。

選択して編集して、完了を押して保存を押せば変更されます。

名前を変更する場合はプリセットを選んだ後に再度クリックすると名前の変更が出てきます。

クリックすると名前を変更するための画面がでてくるので、新しい名前を入れて名前変更をクリックします。同じ名前があると変更できません。

メタデータプリセットの削除

プリセットを削除したい場合は一旦そのプリセットの編集画面に入る必要があります。ここまでの手順は編集するときと同じです。

選択した後にそのプリセット名をクリックすると選べる項目が変わっており、削除ができるようになります。

削除の確認画面が出るので、街がなければ削除をクリックします。

これでプリセットの削除が出来ます。

メタデータは定期的にチェックしよう

メタデータは頻繁に情報が変わるものではないので、1回作ってしまえば基本触ることはありません。

名前も住所もURLも基本的には1回だけ入力して、間違いがなければずっとそのまま使い続けることになります。

ですが事務所移転とかで住所が変わったりした場合、前の住所のまま使い続けてしまうと色々と問題が起きてしまう可能性があります。

特にメタデータはプリセットを反映させるところまではやっても、その情報が合っているかどうかをいちいちチェックする人はいないと思います。

プリセットで作って間違いなかった、変更してないから間違っているわけがない、と思って使い続けるのはあまり良くないです。

毎回見るのではなく、定期的にチェックしてみましょう。変更はないにしても見落としてた間違いが見つかるかもしれません。

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