05
1月
「一眼レフ(ミラーレス一眼)を初めて買った」
という方に後々後悔してほしくないので、カメラを買ったら最初に準備するべきことをまとめてみました。
たまに「やってない」という人もいますが、それでなにもないのはある意味運がいいだけですので、基本的にはやっておいたほうがいいことです。
保管は防湿庫で行う
カメラの保管方法は防湿庫が基本です。というのも、カメラをその辺に置いておくと段々と曇りやカビが発生します。
外側ではなく「レンズ部分」がカビたり曇ったりします。
曇ったら拭けばいい、と思うかもしれませんが残念ながら曇っているのは「内側」です。
これを綺麗にしたいと思ったら分解清掃が必要です。カビも同様です。
レンズの内側とかセンサー部分に関わってくるので、撮影自体にも影響してきます。カビが写るんです。
10枚撮ったら10枚全部にカビが入ってきます。
時既に遅し、とならないように曇り対策とカビ対策は必須です。
曇り対策は除湿剤、カビ対策は防カビ剤を使います。
特に普段から湿度の高い地域は要注意です。
自分自身のいる場所がどういうわけかすごい湿度が高いみたいなので、カメラを買う前から除湿剤が大量においてあります。
部屋のいたる所に置いてますが、それでも外で放置すれば曇ると思います。
防湿庫は本格的なものと簡易版があります。
これくらい本格的なものが買えたらベストです。
HAKUBA 電子防湿庫 E-ドライボックス 60リットル KED-60
どうしても買うのが面倒だ、それほどでもないだろうという場合はちゃんと蓋の出来る入れ物に除湿剤入れれば代用出来ます。
ただ個人的にはせめて簡易版は欲しいところです。
高い買い物ではないですし、カメラ以外にも何かと入れ物自体は使えます。
ナカバヤシ キャパティ ドライボックス 防湿庫 カメラ保管 8L グレー DB-8L-N
ちなみにこんな感じで4つ使っています。
もう防湿庫買えよ、って感じですが置く場所がなくて簡易版を買って気づいたらこうなってました...
カメラとレンズ、それなりに買う予定がある人は最初から大人しく防湿庫買いましょう。
簡易版とはいえ、4つ買ったらいいお値段しますし今後のことを考えてここまでするなら、ちゃんとしたのを買ったほうがいいです。
仮に防湿庫を買ったとしても、この入れ物は別の用途で使います。
除湿剤とか不要なカメラ機材関連を詰め込んだりすればいいかなと思ってます。
余談ですが1つだけグレーじゃなくて白なのはグレーが売り切れだったからです。
特別な意味はありません。
除湿剤と防カビ剤を忘れずに
防湿庫ですが、入れただけではただの箱なので除湿剤と防カビ剤を入れておきます。
運が良いのか環境が良いのか、たまに何もしなくても大丈夫な人もいますが後で後悔しないためにもやっておきましょう。
防湿庫に何個入れたら良い、とかの決まりはないですが湿度計を見ながら調整します。
それと同時に防カビ剤も入れておきます。
防カビ剤は目安となるものがないので、1防湿庫に1個入れてます。
今のところは曇りもカビもありません。
除湿剤と防カビ剤はそれぞれ以下を使っています。
HAKUBA 強力乾燥剤 キングドライ 3パック KMC-33S
【Amazon限定ブランド】HAKUBA レンズ専用防カビ剤フレンズ 2袋分パック AMZ-KMC-0402
完全に消耗品ですので予備も買っています。
防カビ剤は1個で1年となっていますが、除湿剤に関しては蓋を開ける頻度とかによって変わってきます。
目安としては最初は振るとかさかさ音がしますが、それがしなくなったら交換時期とされています。
部屋の湿度にもよるのでしょうが、除湿剤を大量に置いてる環境なので結構な湿度です。
更に開ける頻度も毎日なので交換頻度も高いです。
除湿剤は開封時はこんな状態です。わかりにくいですがパサパサです。
開封後、交換が必要だなと思った状態がこちらです。
触った感じとしてはパサパサ、カサカサではなくどっしりした感じです。
ものすごい身が詰まってる感があって、誰が触っても明らかに違いがわかる程です。
並べてみた写真がこちらです。写真だと伝わらないこの感じ...
結構パンパンに膨らむ場合もあるそうですが、まだ見たことはありません。
防カビ剤は見た目では変化がないので使用開始年月を書いて管理しています。
あとは窓の近くには置かないほうが良いです。
窓の近くに除湿剤を置いていますが、ものすごい早さで交換が必要なので窓付近に除湿剤を4個設置してる程です。
ちなみにこの除湿剤はカメラ用ではなく、普通に室内に置くタイプです。
逆に窓から離れた場所の除湿剤は未だに使えます。いつ置いたのかすら覚えてませんが...
防湿庫もその場所近くに置いてます。
防湿庫関連はこれくらいしておけば大丈夫です。
レンズの保護フィルターを買う
次はレンズですが、レンズの保護フィルターを買いましょう。
保護フィルターはスマホとかでよくある「傷防止フィルター」と同じようなものです。
フィルターによって傷保護、水滴保護とかもあったりします。
屋内撮影のみとかであれば水滴保護は不要だと思いますので、その場合は普通の傷防止保護フィルターで十分です。
○○保護が増えれば増えるほどフィルターも高くなります。
頻繁に買い換えることもないものですが、確実に言えることは
フィルターはよく使うレンズには付けておきましょう。
先日実際にやってしまったのがレンズキャップを取り付ける時にガッ!といきました。
腕が筋肉痛で指に力がうまく入らず、ゆっくりやったつもりが運悪く変な角度になって手から離れました。
基本的に保護フィルターは手持ちのレンズ全部に取り付けるようにしてるので、仮に傷がついても保護フィルター代で済みます。
ただ幸い、ガッ!と音がしておきながらも傷がついてなかったので良かったです。傷に強いアピールしてるフィルターでしたが本当に強かったです。
ちなみにレンズを落としたときとかに保護フィルター付けてたから無事だった、というのも多々あります。
ただ落とした場合はレンズ以外の部分がやられてるパターンもあります。
落とした時は別として、普段から使っている時にちょっとした傷や水滴から保護してくれるのは非常に大きいです。
というのも、傷は知らぬ間についてます。
本当にいつどうやってついたのかすら覚えがないくらい微妙な傷がつきます。
保護フィルターをしていればフィルターを買い直せばいいだけですが、レンズ本体に傷がついたら大変です。
傷も結構撮影時に影響してくるので、注意が必要です。
全部のレンズに付けるのが一番いいですが、結構お金がかかるのでフィルター経さえあれば使い回しも出来ます。
ただ頻繁に外して取り付けてをすると、その都度傷をつける可能性があるので買ったほうが安心だったりします。
フィルター経はレンズに書いてあります。
レンズの焦点距離と同じくmm表記なので間違えないようにしましょう。
目印は「φ」です。
これの後ろに書かれている数字がフィルター経です。同じ数字のを買わないとサイズが合わず取り付けできません。
写真のレンズだと46mmのフィルター経になるので、46mmの保護フィルターを買います。
同じフィルター経のレンズであれば以下がオススメです。
【Amazon限定ブランド】Kenko 46mm 撥水レンズフィルター PRO1D プロテクター NEO レンズ保護用 撥水・防汚コーティング 薄枠 日本製 816424
割と安い価格ですが、ちゃんと保護してくれます。
雨撮影もするので撥水タイプにしていますが、雨撮影をすることがないのであれば撥水タイプではない方でもいいと思います。
まとめ
まとめです。
・防湿庫にカメラとレンズを入れる
・防湿庫に除湿剤と防カビ剤を入れる(忘れたらただの防湿庫が箱)
・レンズに保護フィルターを付ける(フィルター経は要確認!)
カメラを買ったばかりの最初のうちは、とりあえずこれだけしておけば後で後悔することも減ります。
最初に何をしたらいいのかわからない、という方はとりあえずこれだけ準備しておけば大丈夫です。
たまに押入れに眠ってる、という人もいますがもし中古品を買おうと思って説明欄に「押入れに眠ってました」というのがあれば要注意です。
運が良ければなにもないですが、ちゃんとしている人は「防湿庫で保管」とレンズの写真をしっかりと掲載しています。
要冷蔵の食品を「冬だから」という理由で部屋で常温で放置してる時くらいの注意レベルです。