カメラ関連

【カビ対策】カメラ・レンズの保管方法

カメラやレンズを買った時の最初の悩み、それが保管方法です。高価な機材だからこそちゃんとした方法で保管したい、と考えるのが自然です。

ですが間違った方法で保管している人が意外と多いです。保管方法を間違えるとカメラやレンズは使い物にならなくなります。

保管方法をしっかりと学びましょう。

カメラやレンズは湿気に弱い

まず基礎知識として覚えておきたいのが、カメラやレンズは湿気に弱いです。

つまり湿気の多い場所に置くとカビが生えたり曇ったりします。

さすがに手元にカビが生えたレンズとか曇ったレンズは持っていないので、検索してご確認下さい。

レンズ カビ

レンズ 曇り

このキーワードで検索するとどういったものが見られます。

実を言うとカメラやレンズを買う前にどうやって保管するべきか?で悩んでたので先に調べていました。なのでそういった被害を受けることがありませんでした。

それに加えて部屋の湿度が常時高めなので、除湿関係は昔から結構気遣っているのも良かったようです。

ただカメラの場合はちょっとしたカビ、曇りが撮影に影響してきます。

一瞬ではなくずっと影響し続けるので、一度やられてしまうとひどくなる前に対処する必要があります。

ただしレンズの内側がカビた場合とかはメーカーに依頼する必要があります。

更に厄介なのがカビを除去したとしても、除去した跡が残ることがあります。

最初の保管方法を間違えたら最後、除去しても完全に元通りにならない可能性があるのです。跡が残る大きさや場所によっては、どのみち撮影で使えないこともあるかもしれません。

カビ・曇り対策としての保管方法

保管方法としては特別難しいことはなく、通気性の良い所で湿気を避けて保管するだけです。

家の構造とか場所によってはあまり湿度が関係ないところもあります。なので人によってはプロ・アマ関係なく防湿庫を使わない(使う必要がない)人もいます。

ただしこのパターンの人は少数なので基本的には対策が必要です。

一番費用を抑えるならドライボックスを使う方法がオススメです。ホームセンターとかで普通に売ってるドライボックスで十分です。

ドライボックスに除湿剤と防カビ剤を入れて、カメラとレンズを保管します。基本的にこれでカビと湿気対策は問題ありません。

不安な方は防湿庫もありますが、場所も電力も必要になってきます。相当湿気の多い家や環境に置いている人は防湿庫のほうがいいかもしれませんが、頻繁に使う方やそこまで気にしない方であれば、防湿庫までは不要です。

「保管場所」という意味でもドライボックス的なものがあると安心です。たまに本棚に置いて飾ってる感じにしている人もいますが、震度3~5の地震がそんなに珍しくない国なので違う意味で不安が出てきます。

たまには取り出して使う

保管方法以外にもたまには取り出して外に持ち出して撮影する、というのも1つの対処法です。

なるべく晴れの日に屋外に持ち出して撮影することです。

撮影をしないと腕がなまるというのもありますし、カメラやレンズも同じでどんどん使えなくなっていきます。

天気が悪くてなかなかタイミングが合わないこともあると思いますが、室内で撮影練習するだけでもだいぶ違います。

自分のためにも、カメラのためにもたまには使いましょう。

それに通気性の良い場所に持っていくのは非常に良い事です。

カビは通気性の悪い場所を好むので、そういった意味でも持ち出しは有効です。

カビや曇りが発生したらどうするか?

もしカビが生えたり曇ったりしてしまった場合は、自分でできる場合と出来ない場合があります。

例えばレンズの外側であればカビ除去を自分ですることも可能です。

厄介なのがレンズの内側にカビが生えたりした場合です。

当然ながら簡単に外して簡単に拭き取って戻せるようなものではないです。

オーバーホールということもありますが、要は分解して清掃して再度組み立て直すということです。

時計の修理でもオーバーホールと聞くのでレンズに限った用語ではなく、割と色々なところで使われています。

時間もお金もかかるので、本当に大事なレンズじゃないと手が止まってしまうほどです。

カビや曇りに限らず、分解清掃は決して安くはないです。

ある程度使い込んだレンズであれば、新しく買い直したほうがいい場合もあります。

なので一番は最初に保管方法を知っておき、カビや曇りへの対策をしっかりと行うことです。

特に仕事で使う予定のある方は、しっかりと対応しておきましょう。

仕事の場合、清掃にかかる費用だけでなく使えない期間が発生するので仕事上での損失が出てきます。

機会損失、今後の仕事にも影響してくるでしょうし目に見えない大きな損失になります。

売るときにもマイナス要素になる

当然ながらカビや曇りが発生したカメラやレンズは手放すのも難しくなります。

誇りが混入している、というだけで数千円は値下がりします。

実際、過去に中古で購入したレンズで注文後に埃混入が判明して3000円引きでどうか?と提案されたこともあります。

3000円引きで買うか、購入をやめるか、のどちらかです。

ちなみに埃の場所が記載された写真も添付されていましたが、正直わからないレベルでした。

気にならないレベルかつ使用頻度も少なめのレンズだったので、3000円引きで購入しました。

撮影にも全く影響もなく現物を見てもわからないくらいですが、それでも価格を下げてくるほどです。

状態がひどければ1000円で売られていることもあります。

あまりにもひどすぎて撮影不可レベルらしく、自分で分解清掃出来る人向けに売られています。

送料といい勝負してますが、それでも売れ残っているくらいなので最悪の場合は売れないのです。

それでも買う人は自分で修理できる業者レベルの人か、分解して使える部品だけ抜き取る人です。

どちらにせよ、送料やオークションやフリマの手数料を考えたら大きなマイナスですし出品の手間も考えたら相当です。

まとめ

今回は結構短めですが最後にまとめです。

・カメラやレンズは湿気に弱い

・ドライボックスか防湿庫で保管する

・たまには外へ持ち出す(通気性の良い所へ)

カメラだからといって特別なことはなく、結構普通な感じです。

他の高額な電化製品と同じような感じで扱っていけば特に問題はないかと思います。

Related Posts