カメラ関連

1-2.レンズの基礎知識

続いてはレンズの基本について説明します。 1-1.でレンズはカメラ本体のセンサーサイズとマウントが合わないと使えない、と書きましたがそれ以外にもレンズは様々な種類があります。   それぞれ詳しくレンズの見方も含めて説明します。     レンズの種類 レンズは2つのタイプがあります。 ・ズームレンズ ・単焦点レンズ   種類は大きく分けると3つです。 ・広角レンズ ・標準レンズ ・望遠レンズ   付け加えるとすれば広角と望遠の前に「超」をつけて超広角と超望遠もあります。 基本的にはより広角なレンズだから超広角、より望遠だから超望遠という意味で基本は同じです。   それぞれの違いを見ていきましょう。   広角レンズ まず広角レンズです。   広角レンズは一般的には焦点距離35mm以下のレンズで、広い範囲を撮影できます。 35mmより数字が小さくなればなるほど撮影できる範囲が広くなります。 人間の目が50mm相当だと言われており、35mmはそれより広い範囲が撮影可能になります。   例えば風景全体を大きく撮りたい場合は広角レンズを使います。 学校の集合写真や大人数での撮影の場合にも、広角レンズを使って全員が入るようにします。   ただし広角にしすぎると端に歪みが発生しやすくなり、端に人がいるとその人が歪んでしまうので気をつけましょう。 後ほど補正することも出来ますが、限界があるのである程度余裕を持っておくことが大事です。 この歪みを利用して、被写体の足を長く見せる事も可能です。   また、特徴として近くの被写体は大きく見せて遠くは小さく見せる事が出来ます。 撮影の仕方次第ではすごい遠近感のある写真を撮ることも可能です。   全体が入る風景を中心に撮影する場合は非常に便利なレンズです。     標準レンズ 次に標準レンズです。 標準レンズは一般的には50mmと言われています。 ちょうど人間の眼と同じ画角の広さということになります。   50mmは普段見ているのと同じ画角の広さなので、非常に撮影しやすいです。 今見えている範囲がまさに50mmです。 この50mmを基準としてより広いのか狭いのかによって、広角や望遠に分類されます。   標準レンズは撮影場面を選ぶことがなく幅広く対応できるのが特徴です。 人物撮影でも風景撮影でも使い勝手がいいので、一番最初の1本目のレンズとしては、慣れるためにもオススメです。     望遠レンズ 望遠レンズは遠くのものを撮影したい時に使うレンズです。 一般的には135mm以上が望遠レンズと言われています。 その名の通り、望遠鏡みたいにレンズ自体が長いのと遠くのものを大きく写す事ができます。   例えば近づくと逃げてしまう野生動物を撮影する場合や、湖の中心にいる動物の撮影とかには必須です。 物理的に近寄れない所でも拡大して綺麗に撮影できるのが望遠レンズです。 人物撮影で使うことはほぼ無いですが、距離が取れれば使ってみると意外と面白かったりします。   風景撮影に使うには望遠レンズは不向きです。 遠くの山だけをピンポイントで撮影したいとかであれば使えますが、かなり限定的です。   そしてレンズは望遠になればなるほどサイズが大きくなって重くなっていきます。 三脚に固定することも考える必要がありますが、レンズが長すぎてバランスが崩れる可能性もあります。 そのため、レンズ部分に三脚を固定できるようにするアクセサリーもあります。     ズームレンズと単焦点レンズ ~写真~ 次はズームレンズと単焦点レンズについてです。 大きな違いとしてはズーム出来るか出来ないかです。   それぞれの特徴と他の違いを見ていきましょう。   ズームレンズ その名の通り、ズームができるレンズです。 どこまでズーム可能かは各レンズによって異なり、レンズ本体に記載されています。 このレンズだと40-150mmなので40mm~150mmまでズームが可能です。 範囲としてはあまり広くない代わりにズームしてもそこまで大きくなりません。 ~写真~   F値も固定されているタイプと幅があるタイプがあり、幅があるタイプはズームすればするほど自動的にF値も上がります。 幅のあるタイプは写真のようにF値が2つ書かれています。 ~写真~ ズームすればするほど自動的に上がっていき、最大ズームでは最低F値が5.6になります。   カメラ本体とレンズがセットになって販売されているものは大体がズームレンズがセットになっています。 一番多いのは40~150mmのタイプです。 標準から望遠までカバーしているレンズなので、様々な場面で活躍出来る1本です。   そのため、ズームレンズはとりあえず1本持っておくと良いと言われている程です。   使うかどうかは別として、1本持っておくといざという時に安心ということで持っている人も多いです。 普段単焦点しか使わない人でも、とりあえず1本はあるって人が多いです。   特に初心者の方やスポーツの撮影や動物の撮影をする時には重宝します。 被写体の動きに合わせて、自分がその場を動かずにズームしたりズームアウトで対応できるのが強みです。     単焦点レンズ 先程の広角レンズと望遠レンズが単焦点レンズで、単焦点レンズはズームできません。 その名の通り、焦点距離が「単一」なのでズームレンズのように変えることが出来ません。 なのでズームしたい時には自分が近寄ります。   その場に立ち止まってではなく、自ら近寄って距離を詰めていく必要があります。 ズームレンズと比べるとデメリットしか無いように感じられますが、単焦点レンズはF値がものすごく低いものがあるのが特徴です。   ズームレンズは一番低いF値でも2.8です。 しかもF2.8のズームレンズは基本的に高価格帯に入ってくるので10万円は予算して組んでおく必要があります。 それより安い価格でもっとF値の低いレンズが欲しい、となったら単焦点しかありません。   ズームできない代わりにF値が低いのが単焦点レンズです。 かなり珍しいですがF1以下も存在するほどF値が低いです。   安いものであればF1.4でも5万円以内で購入できるレンズがあります。 F1.7で新品で4万円程度で購入したレンズもあるので、安くてF値の低い明るいレンズを探すなら単焦点レンズです。   また、ズームレンズと比べて単焦点の方が綺麗に撮影できるのも特徴です。 ズームできない事で何かと不便なところもありますが、綺麗な写真を撮りたいから単焦点、という人もいます。 ただし近寄りたい時には自分が動くしかないので、物理的に近寄れない環境の場合は向いていません。     フィルター径 全てのレンズの共通点として、フィルター径(レンズ口径)があります。 これはレンズキャップを付ける時とかレンズに保護フィルターを付ける時にとても重要な情報です。 ものすごく簡単に言えばサイズです。   サイズを間違えたら取り付けできないので、事前にしっかりと確認する必要があります。 先程の焦点距離もmm表記ですが、フィルター径もmm表記です。 ですが焦点距離のmmとフィルター径のmmは全く別であり、基本的に一致しません。   実際にこちらのレンズをご覧ください。 Leica 42.4mm F1.2のレンズです。 数字が色々と並んでますが、今回重要なのは右側にある67の部分です。   1:1.2=F1.2 42.5mm=焦点距離 42.5mm Φ67=フィルター径67mm です。   調べてみるとわかりますが、42.5mmのフィルター径はそもそも存在していません。 このレンズのフィルター径はΦと一緒に記載されている67mmです。   注意しなければならないのが焦点距離42.5mm=フィルター径67mmというわけではなく、このレンズのフィルター径は67mmということです。 焦点距離は関係なくレンズごとにフィルター径は異なります。   レンズによってはフィルター径がわかっても、対応する保護フィルターがない場合もあります。 実際、写真の超広角レンズはフィルターがない上に珍しいレンズなので取り扱い注意です。   大体ありますが極端に大きすぎるものや小さすぎるもの、特殊なタイプだとフィルターが無いこともあります。 フィルター径は記載されていると思いますが、肝心のフィルターはありません。 特に超広角レンズとか超望遠レンズが対応するものがないパターンが多いです。   保護フィルターはあくまで「レンズの傷の保護」なので必須ではありません。 液晶フィルム同様、付ける人もいれば付けない人もいるのでどちらでも問題ありません。     まとめ 最後にまとめです。 ・レンズはズームレンズと単焦点レンズがある ・広角レンズ・標準レンズ・望遠レンズに分かれており、それぞれにズームレンズと単焦点レンズがある ・ズームレンズはズームできるが単焦点レンズは出来ない ・単焦点レンズはF値が低いものがある ・フィルター径と焦点距離は同じmm表記だが、全くの別物である   特に最後のフィルター径はかなり重要です。 たまにフィルター径と焦点距離を間違える人もいますし、運悪くどっちの数字も存在している場合もあります。 フィルター径が存在してなければ気付きますが、存在していた場合は気付かないケースが多いです。   実際に買ってみてつけようとしたらサイズが合わず判明する、というのが多いです。 フィルターも安ければ2000円程度でありますが、高いものだと1万円近くすることもあります。 購入時は間違えないよう、注意しましょう。

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1-1.カメラを買う上で重要な1つだけのポイント

初めに本講座にお申込みいただきありがとうございます。 第一章ではカメラの基礎、基本的な設定について学びます。   最初はカメラを買う上で重要なポイント、たった1つだけですがお伝えします。 よく一眼レフがいい、とかミラーレス一眼でもいい、とかありますがそれ以上に大事です。   一眼レフかミラーレス一眼かについてはどっちでもいいです。 仕事で取引先が指定している、とかであれば別ですが基本的に気にすることではありません。       センサーサイズを選択する 一眼レフかミラーレス一眼か、迷う人も多いですがこれに関してはどちらでもいいです。 一眼レフだろうとミラーレス一眼だろうと関係なく、最も大事なポイントはセンサーサイズです。   センサーサイズは大きければ大きいほど画質が良くなります。 その反面、物理的にセンサーサイズが大きいのでカメラ本体も大きくなりますし価格も高額になります。   大きく分けて以下の3種類あります。 ・フルサイズ(一番大きい。プロならほぼフルサイズ) ・APS-C ・フォーサーズ(一眼レフ・ミラーレス一眼では一番小さい)   センサーサイズはカメラ本体、レンズ側どちらにも関わってくるものであり違うものは取り付け出来ません。 なのでフルサイズのカメラを買った場合は、フルサイズのレンズしか使えません。 APS-CならAPS-C、マイクロフォーサーズならマイクロフォーサーズと決まっています。   最初に選んだカメラ本体がどのセンサーサイズなのか、それによって今後のカメラ人生が決まってきます。     センサーサイズの違いによるメリット・デメリット センサーサイズが違うとどういったメリット・デメリットがあるのかを知っておきましょう。 それぞれの特性を知った上で、自分がどういった撮影をしたいのか、それに適したカメラがどれかを選ぶことが大事です。   カメラ本体を選ぶと、使えるレンズが自然と決まってきます。   だからこそ最初の選択はとても重要です。     フルサイズ フルサイズは昔からあるセンサーサイズで、かなり昔からカメラをやっている人はフルサイズです。 フルサイズは3種類の中では一番センサーサイズが大きく、綺麗に撮影することが出来ます。 レンズも豊富で参考書も基本的にフルサイズを基準として書かれています。   プロの現場であれば、特に指定がなければほぼフルサイズ機です。   というのも迷ったらフルサイズ機選べばいい、と言われるくらい定番です。 将来的にプロを目指している方であれば、最初にフルサイズ機を選ぶのがオススメです。   たまに勘違いしている人もいますが、ミラーレス一眼でもフルサイズ機はたくさんあります。 一眼レフかミラーレス一眼か、よりもフルサイズかそうじゃないかを気にしたほうが良いです。   フルサイズのメリット 何よりこの3つの中では一番綺麗に撮影できるのと、大きいサイズに印刷も可能という点が大きいです。 仕事となってくるとその写真を何に使うのか?によってフルサイズじゃないと厳しい場面もよくあります。   単純に大きなポスターを作るとなると、それだけ大きなセンサーサイズが要求されます。 そうなるとフルサイズで撮った写真じゃないと使えないパターンが出てきます。 大は小を兼ねる、という言葉もあるように大きければそれだけ様々な場面で活躍してくれます。   他のセンサーサイズのカメラでは撮れないような写真も撮れるという点では、お金で買えない価値があると言う人もいます。 あとはよくある被写体は綺麗に写っていて背景はぼけている写真、あのぼけ具合もフルサイズが一番良いです。 センサーサイズが大きければ大きいほどぼけるので、フルサイズはそういった点でも強いです。   フルサイズのデメリット センサーサイズが大きくなるので本体自体も大きくなります。 他の2つと比べると本体が大きくてレンズも大きい傾向にあるので、旅行に持っていく人は少ないです。 重すぎて持っていくのが面倒になるのがよくあるパターンです。   本体とレンズ合わせて2kgとか3kgとかになるようなものを、荷物の多い旅行に追加で持っていくか?ということです。 他の荷物と一緒にするわけにもいかないので、カメラ用バッグを用意する必要も出てきます。   そして値段も高額です。 新品で買おうと思ったら本体だけでも30万円は超えてきますし、レンズ単体でも10万~20万円は見ておいたほうがいいです。   そしてフルサイズ機を持っている人がよく言う言葉が「重い」です。 カメラ本体もレンズ本体もどっちも重い、誰に聞いても同じ答えです。 どれくらい重いのかは実際に見るしか無いので、お店で並んでいるカメラを見て実際に持ってみて判断するのが一番です。   その反面、嫌でも筋力と体力が身につくと言われています。     APS-C APS-Cはフルサイズの次に出たセンサーサイズで、フルサイズより小さくなります。 最近ではフルサイズではなくAPS-Cを選ぶ人もかなり増えてきており、よくフルサイズとの違いが比較されています。 比較されていますが、その写真を何に使うのかによってフルサイズが必要かが決まってくるのでケースバイケースです。   特徴としてはフルサイズより写せる範囲(画角)が狭くなります。 その反面、被写体を大きく写すことが出来ます。   イメージとしてはズームしているような感じです。 被写体にズームするので被写体が画面に大きく写りますが、背景とかはその分写らなくなります。 遠くの被写体を大きく写したい時には有利です。   写る範囲がフルサイズの1.5倍になるので   APS-Cのメリット フルサイズと比べてセンサーサイズが小さくなるのと、APS-Cを持っている人は非常に多いです。 今までフルサイズで重すぎたのでもう少し軽いのがいい、ということで選ぶ人もいます。 センサーサイズが小さくなる分、本体も小さくなって重さも軽減されているのが多いです。   価格もフルサイズと比べて安価になっており、色々なレンズや機材を買う上ではお財布に優しいのも特徴です。 いきなりフルサイズ、というわけではなくまずはAPS-Cから、という人も多いです。 必要だったら乗り換えるくらいの気持ちで問題ありません。   また、旅行に持っていくとしても丁度いいサイズなので選ばれやすいです。 デジカメでは物足りない、かといって一眼レフは重すぎる、その中間が欲しいという人に向いています。     APS-Cのデメリット フルサイズと比べるとぼけ具合とか明るさといった面では劣ります。 センサーサイズが大きいほどぼけ具合や明るさは有利になるので、比較されるとその点では勝てません。   レンズの種類も昔からあるフルサイズと比べると少ないです。 少ないと言っても数え切れないくらいの数があるので問題ないですが、フルサイズではあったがAPS-Cでは無いということもあります。   全体的にフルサイズと比べてデメリットと言えるデメリットがあまりなく、使っている人も多いのが現状です。 今はミラーレス一眼、APS-Cが一般的になりつつあります。     フォーサーズ(マイクロフォーサーズ) 殆どの人が聞き慣れない上に見ることもあまりないセンサーサイズです。 3つの中では最も新しく、一般的にはマイクロフォーサーズの名称で知られています。 他のセンサーサイズと比べて一番小さく、メーカーもパナソニックかオリンパスの2択になります。   写せる範囲(画角)はフルサイズの2倍です。 フルサイズの50mm=マイクロフォーサーズでは25mmです。   メーカーの選択肢が他と比べて狭く、機種自体もかなり少ないので販売コーナー自体も小さいのが現状です。 個人的に持っているのはこのマイクロフォーサーズのカメラです。 基本的にネットで使うweb媒体用の写真か、B5サイズ程度の写真集程度に使う写真しか撮らないのでこれで十分です。     マイクロフォーサーズのメリット これは実際に使っているので一番良くわかっていますが、とにかく軽いです。 センサーサイズが他の2つと比べて更に小さいので、カメラ本体も軽量かつ小型化されてきます。 レンズもそれなりに小さく軽いのに性能面では申し分ないです。   そして何より価格帯が安価で色々なレンズを楽しめるのが最大のメリットです。 画角が2倍なので150mmのレンズを用意すれば、フルサイズの300mm相当になります。 300mmのレンズを用意すれば600mmの超望遠になります。   更にパナソニックからはLeica(ライカ)とコラボしたレンズが出ています。 Liecaは老舗メーカーで独自の描画力の高さから今現在も大人気です。 マイクロフォーサーズでもLeicaのレンズが使える、というのは非常に強みです。   品質・素材・耐久性を考えるとLiecaレンズを選ぶ人は多いです。 ただカメラ本体を決めるとレンズも自然と決まってくるので、使えないことも多いです。 その理由については別途説明します。     マイクロフォーサーズのデメリット センサーサイズが小さいことでぼけ具合、明るさも他の2つと比べると劣ります。 こればかりは小型化した以上は避けられない状態です。   マイクロフォーサーズが出てからまだ日数が浅い関係もあり、利用者がすごく少ないです。 利用者が少ないので情報が少ない、持っている人に遭遇することもなく情報交換もできないのです。 また、センサーサイズを比較する際に度々除外されています。   まだまだフルサイズ VS APS-Cの記事が多いです。 マイクロフォーサーズはそういった意味では土俵から外されている感じがあります。   また、レンズもまだまだ少なくメーカーも2社しかないので純正品で考えると選択肢がないです。 今後は増えると言われていますが、ほぼ同時にフルサイズ・APS-Cも増えるので比較されると少ないままです。   いわゆる茨の道と言われています。     センサーサイズ次第で使えるレンズが決まる 各項目で軽く触れていましたが、各センサーサイズによって使えるレンズが異なります。 それ以外にもカメラのマウントと呼ばれる取り付け部分が違っている場合も取り付けが出来ません。 それぞれに合わせた設計をされているので、他のセンサーサイズのカメラでは使えない(性能を発揮出来ない)です。   これは大は小を兼ねる、の問題ではなくフルサイズの場合はフルサイズに対応したレンズしか使えません。 フルサイズのレンズをマイクロフォーサーズのカメラ本体に取り付ける事も出来ませんし、逆も同じです。   レンズを取り付けるための条件は2つあります。 1.センサーサイズが一致している 2.カメラのマウントが合っている   1.は上記の通りで2.はカメラとレンズの接続する部分です。 コンセントも2ピンと3ピンがありますが、一般家庭で3ピンが使えるコンセントは殆どありません。 そもそも入れることが出来ないのと同じように、マウントが違うと取り付けが出来ませんし、無理につけようとすれば壊れます。   例えばマイクロフォーサーズのカメラはセンサーサイズもマウントもマイクロフォーサーズです。 なのでそのままマイクロフォーサーズのレンズを選べば間違いないのですが、フルサイズの場合は少し異なります。 センサーサイズはフルサイズだったとしても、マウントはフルサイズではありません。   センサーサイズ:フルサイズ マウント:ソニーEマウント   センサーサイズ:フルサイズ マウント:ニコンZ   同じフルサイズですが、マウントが違うのでどちらか又は両方とも取り付けが出来ません。 もし手持ちのカメラがライカMマウントという別のマウントだった場合、そのままでは取り付け出来ません。   マウント変換のためのマウントアダプターを持っている場合は、使用できます。 ただしオートフォーカスが使えなくなったりレンズの特性を活かせない事があるので注意が必要です。 なので基本的にはカメラと同じセンサーサイズとマウントのレンズを使います。     35mm換算について フルサイズはそのまま記載されていますが、APS-Cとマイクロフォーサーズに関しては一緒に表記されているものがあります。 50mmのレンズの場合は50mmの他に、35mm換算○○mm、と書かれています。 フルサイズ(35mm)を基準として考えた時に35mmにしたら何mmか、を記載しているものです。   色々なカメラを持つ人と話をする上でよく出ている言葉ですので、覚えておきましょう。 例えばフルサイズを使っているAさんとマイクロフォーサーズを使っているBさんが話をする時に、予めお互いの使っているカメラのセンサーサイズを把握しておくことが大事です。   そうしないとお互い自分と同じと考えて話をして撮影を進めると、画角が2倍違うので写る範囲が全く違ってきます。 Aさんが私のレンズは50mmです、といってもフルサイズの50mmは50mmですがマイクロフォーサーズでは100mmになります。 同じ50mmのレンズを使ったとすれば、2倍違うわけです。   最初にしっかりと話しておかないと後々話が噛み合わなくなってきます。 ただマイクロフォーサーズはかなり珍しいので基本的にはフルサイズかAPS-Cが多いです。   色々な参考書にも35mm換算は記載されているので、他のカメラマンと交流することがないにしても覚えておきましょう。     まとめ 最後にまとめです。   ・いちばん重要なのはセンサーサイズ ・センサーサイズはフルサイズ、APS-C、マイクロフォーサーズの3種類がある ・それぞれの画角はフルサイズと比べてAPS-Cは1.5倍、マイクロフォーサーズは2倍になる ・カメラのセンサーサイズとマウントが一致しないと使えない   カメラを選ぶ際に、この点を抑えておくだけで間違った買い物をしないで済みます。 レンズ1本数万円~と高額です。 写真が撮れない機会を逃すだけではなく、金銭的にも無駄になってしまうのでしっかり見て決めましょう。    

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ISO感度の決め方

カメラの基本設定の1つである、ISO感度についてです。 ISO感度は頻繁に変えることがなく、一度設定したらその現場はそのISO感度のままで撮影することが多いです。 今回はそのISO感度の決め方についてです。   ISO感度で変わるもの ISO感度は他の設定と比べてわかりやすく、明るさだけが変わります。 明るくしたいならISO感度の値を高くして、逆に暗くしたいなら低くすればいい、というだけです。 ただし、注意するべきは上げすぎるとざらざらした画質になるので、上限を決めておく必要はあります。   この上限については人によって全く違います。一般的には1600~3200あたりが上限にする人が多いですが、800まで、400まで、という人もいます。 カメラ次第で変わってくる部分でもあるので、難しいところでもあります。 どの程度まで上げたらざらつくのか、というのもカメラ次第です。   一番良いのは自分の使っているカメラで、自分の中での上限を決めておくことです。 ひたすら撮影して、色々と比較してみるしかないですが結構重要です。 逆を言えば明るさに影響しているので、ストロボやライトを使って明るさを補うことができれば、ISOは低めに出来ます。   ISOは基本的には低めにする ISO感度は低めにして撮影する人が多いです。 各種機材が揃っていない時や撮影対象となる人の人数が多すぎる場合には上げて撮影しますが、基本はISOは最低値からスタートします。   最低値は大体のカメラは100ですが、最新のカメラだと50や10もあるそうです。 さすがにそこまで下げる必要はないかと思いますが、100~200は最低値として欲しいところです。   ISOを低くする理由としては、高くするとざらつく理由以外にストロボと呼ばれるシャッターを切った瞬間に光る機材を使うことが多いからです。 撮影現場に行くとカメラマンは使うかどうかは別として、大体持ってます。   ストロボのおかげで被写体を明るくすることができるので、ISO感度が高いと真っ白な写真が出来上がります。 更に背景をぼかしたいのでF値を低めにしている場合はISO100でも明るすぎる場合もあるほどです。 真夏の昼間の屋外とかISO100でもほぼ真っ白になることがあるくらいです。   その時はNDフィルターと呼ばれる物を使います。これを使うとF値を低いままでも暗めの写真が撮れます。 NDフィルターについては別記事でご紹介します。   ISOを高くする状況 ざらつくのであればISOは低いほうがいい、と思うかもしれませんが可能な限り低いのが望ましいです。 と言いながらも現実的に高くせざるを得ない状況というのもあります。 特に夜景・星空撮影をする人にとっては高くするしかないのです。   夜景撮影の場合はISOを高くしないと画面が真っ暗で何も映らないのです。 F値を低くすれば明るくなりますが、色々とボケて欲しい絵が撮れません。 シャッタースピードで調整しようと思っても限界があります。   そうなるとISO感度を上げるしかないのです。 F値は高く、ISO感度も高くが基本になってきます。 星空撮影の場合は周りに何もない場所で撮影することが多いので、更にISO感度を上げる人もいます。   頼れる明るさは何もなし、肉眼でもほぼ真っ暗な状態で空だけ明るいという状態で撮影するとなると、ISOを上げるのが一番です。   ただし上げすぎるとザラザラするので、注意が必要です。 ちょっと暗い写真で我慢して後から加工するか、多少のざらつきを許すか、そこがISO値の決め手になります。   ISO感度をオートにする状況 正直、なれるまではISO感度まで頭が回らないので最初のうちはオートがおすすめです。自動で変えてくれるので非常に楽です。 移動しながら撮影するスナップ撮影とか、明るさが頻繁に変わるような環境ではオートを使わないと間に合いません。   シャッターチャンスを逃すと本末転倒なので、オートにしてもしかしたらISO高めになることも考えられますが、チャンスを逃すよりはマシです。 何より、ある程度のざらつきであれば後から加工すれば何とかなる場合が殆どです。   また、撮影自体に慣れていない場合はISO感度まで触ってる余裕がないのでオートにするのも1つです。 慣れてきたらISOも自分で決められるようになりますが、慣れない場合や余裕がない時はオートが便利です。   設定でざらつきを抑える カメラの設定で多少はざらつきを抑えることも出来ます。 ノイズ低減とかノイズ除去とか呼び方は色々とありますが、そういった設定があれば多少は抑えられます。 ただしザラつきを抑える代わりに細部の描写も失われるので、何でも抑えたり除去すればいいではなく、妥協点を探す必要があります。   これに関しては事前にテスト撮影をして確認するのがベストです。せっかくのいい写真ものっぺりしたものになったら修正する気もなくなります。   ISOを高くせざるを得ない場合の撮影時は、多少の妥協も必要ということです。   まとめ ISO感度に関しては明るさなので、最悪の場合は後から明るさ調整すれば多少は何とか出来ます。 ただし加工には限界がありますし手間もすごいので、できるだけ撮影時に適した設定で撮影することが大事です。   ノイズも無くしすぎればのっぺりしますし、ノイズがすごいと見れたものじゃない、と見る気がなくなります。 難しいところですが、感がているうちにシャッターチャンスを逃すくらいならオートで撮るのが無難です。

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Luminar4でホワイトバランスの設定方法

ホワイトバランスを設定しよう!   今回はAI搭載で話題のLuminar 4を使ったホワイトバランスの設定方法です。 Luminar 4に限らずホワイトバランスの設定はどんなRAW現像ソフトでも標準でついてますし、残念ながら今回はAIは関係ないです。   ホワイトバランスは基本中の基本ですので、抑えておきましょう。     Luminar 4のホワイトバランスの場所 「ライト」という名前の項目をクリックすると出てきます。 確かに明るさとか設定するところはありますが、その上にホワイトバランスの設定があります。   ホワイトバランス、と堂々と表に出てきていないのでどこ?ってなりがちですがライトの項目です。 一番触る部分もあるので覚えておきましょう。   ホワイトバランスの設定項目はたったの2つ、色温度と色合いだけです。     色温度を調整しよう 色温度を調整してみましょう。今回使う写真はこちらです。 RAWファイルを読み込んだだけで何もしていない写真です。 別に色味としては変なところはないのでこれでいいと言えばいいのですが、もうちょっといい感じにしてみましょう。   色温度は寒色と暖色に分かれており、スライダーで調整します。 今回は色温度の勉強も兼ねて、あえてやらない「極端な設定」をやっていきましょう。 まずは寒色(2000K)です。   特殊なライトを当てて何かの検査をしているような感じになりました。 寒色は読んで字の如く「寒い色」なので、青色系になります。 ちょっとだけ動かせば「寒そうな」色合いになるので、冬っぽい寒い雰囲気になります。   これが色温度だけを変えた写真です。 2000というのが現状設定できる一番低い数字です。   逆に一番高い数字、暖色(25000K)にしてみましょう。   今度は25000、正直聞いたことがないホワイトバランスの数字です。 写真が写真なので夏~秋にかけての夕方くらいの時間帯、みたいな感じになっています。 普段は使うことがない数字ではありますが、意外とこうやって見ると使い道があるかもしれません。   ただこれは極端な設定なので手動でいい感じの設定に変えておきます。 ホワイトバランスだけいい感じに設定してみました。 撮影前に設定しているのでちょっと下げた程度でほぼ同じなので見た目上では変化はありません。 こうやって手動で変えることも可能ですが、スポイトツールを使うことも可能です。     スポイトを使って調整してみよう スポイトツールは色選択をするときによく使われますが、ホワイトバランスの設定でも出来ます。 スポイトツールで写真の中から「白い部分」を選んで、クリックするだけです。   これだけで修正が可能です。 実際に色温度が7000の写真からスポイトツールでどれだけ変わるのかを見てみましょう。 まずは色温度7000の写真です。   こちらがスポイトツールで設定した写真です。   色温度は4192に設定されました。 ちょっとずれたら4200とか4300とかずれていくので、クリックする場所を変えて調整しましょう。   スポイトは何を基準とするかを選ぶので、白以外を選ぶとすごい色になります。 それをうまく利用して綺麗な写真を撮ることも出来ますが、今回は普通に白に近い場所を選びましょう。   スポイトが使えるのは基準となる「白」が写真の中にある場合のみです。 白やグレーのような色合いが全くないような環境では使えないので、普通に手動で設定しましょう。     色合いを設定してみよう 次は色合いの設定です。 色合いは色温度の下にある項目で、両端が緑とマゼンタという結構変わった項目です。   しかし実際には結構複雑な項目で、色温度次第で全く違う色味を作り出すことが出来ます。 普通に良い感じにした写真を元に変えてみると、そのまま緑になったりマゼンタになったりします。   ホワイトバランスがこの状態だとゲージの見た目通りの色合いになりますが、ホワイトバランスを変えていると色合いも変わります。 試しに先程の2000Kでやってみます。   緑とマゼンタになるはずだったものが違う色合いになりました。 今の色味に緑とマゼンタの色味を加えているのが色合いの設定ですので、今の青い状態に足した場合の色になっています。 なので白に足したらそのまま緑かマゼンタが反映されるわけです。   色温度次第で色々と色味が変わってくるので面白い設定ではあります。 その反面、どういった色味になるのかってのが読めないと色味が変になってしまうので最初は色温度だけ設定するのでも十分です。 色温度だけでは変えられない、ちょっと物足りない、というときに加算する感じです。   ただ個人的には色合いまで設定したことはないので、ポートレート系では使うことはほぼないと思われます。     ホワイトバランスの設定は差杖段階でも可能 ホワイトバランスについてご紹介しましたが、RAW現像時にホワイトバランスの設定をするのは必須ではありません。 カメラ側でも普通にできる設定なので、カメラ側で設定してそれで納得いくものであればそれでOKです。 ホワイトバランスの設定を忘れた、間違えた、ちょっと修正したいときにするものであり撮影段階で準備することも可能なのです。   撮影段階で準備できれば、後からの作業がちょっと減るのでRAW現像が楽になります。 特に現場で人に見せる必要がある場合はRAW現像している暇すらありません。 撮影時に設定することを覚えると撮影→速報用として一部即納品、というのも可能です。   特に被写体の人に撮影したデータを見せることを考えると、出来れば撮影段階で設定しておきたいものです。 RAW現像でのホワイトバランスはあくまで「補正」であり、RAW現像でしか出来ないというわけではないのです。     最後に 最後に今までの写真の比較をしてみましょう。 まずは何もしていない写真とホワイトバランスをいい感じにした写真です。   バーを左右に動かすことで違いを見れます。 左が何もしていない写真、右がいい感じにした写真です。 もともと設定していた関係で大きな差はないのでこのレベルであれば好みの問題です。   ただ、もし設定を間違えて青色っぽい感じで撮ってしまったとしたらここまでの変化があります。   色温度を2000Kまで下げることはないでしょうが、わかりやすく極端な設定にしています。 左が2000K、右が先程と同じいい感じにしたものです。 ホワイトバランスの設定を間違えたとしても、ここまで挽回できるので落ち込む必要はありません。   とはいえ基本的には撮影段階で出来ることは終わらせておくのが良いです。

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初めてでも綺麗に撮影するためのコツ

カメラを買って初めて撮影をする、となると実は結構緊張します。 ちゃんと撮れるのか、真っ白な写真とか真っ暗な写真にならないか、変な写真にならないかと心配事はたくさんあります。   ただあれこれ考えても仕方がないので、最初のうちは基本のコツだけ抑えてそれ以外のことは慣れてから考えるようにしましょう。 今回は初めての撮影でも綺麗に撮るためのコツをご紹介します。   撮影の経験無し、機材も揃ってなくてカメラ1台、レンズ1個、ストロボなし、三脚は持ってるけど使ったことがない程度のレベルで考えます。   とにかく開放(F値低め)で撮る 最初のうちは何もかもが初めてで頭が回らないものです。 F値だのシャッタースピードだのISO感度だのホワイトバランスだの考える余裕がないわけです。   そんな状態で撮影しても良い写真が撮れません。 なのでとりあえず1つ、考えなくても良いようにします。   迷ったらF値低め、開放で撮ります。   とりあえずF値は開放固定、余裕が出てくるまでは考えないようにしましょう。 慣れてくるとわかりますが、F値は簡単そうに見えてものすごい複雑です。なので最初のうちは考えずとりあえず開放です。   開放で撮る理由としては、F値が低ければ背景がボケます。 最初は背景が綺麗にボケるとそれだけでテンション上がるので、まずは「自分でもこんな写真が撮れる!」という自信を持ちましょう。   最初のレンズは標準ズームレンズが多く、F4~F5.6が多いのでF値が低すぎて真っ白になる確率は低いです。   とにかく最初は「普通に綺麗な写真を撮る」事に集中しましょう。 ブレてない、白飛びしてない、真っ暗じゃない、背景が綺麗にボケている写真、これを目指しましょう。     ISO感度もほぼ固定(又はオート)にする 次にISO感度をほぼ固定します。 ほぼ固定、というのは屋外で晴天であればISO100とかISO50でも十分な明るさが確保できるので、考える必要がありません。 上げたら逆に明るすぎて白飛びします。   屋内でも頻繁に電気をつけたり消したり、明るさがすごいはっきり分かれるような場所を行き来することがなければ固定で大丈夫です。   むしろその環境ならISO感度はオートにしましょう。 初めての撮影で考えて頭抱えるポイントではないです。   注意するべきこととしては、ISO感度がオートの場合に高くなりすぎてザラつきが出ることがあります。 その点だけ注意して撮影していけば、F値は低いので明るさはそれなりに稼げてるのでだいぶ楽になります。   これで考えるべきポイントが2つ減りました。 F値は開放 ISO感度は最低値で固定するかオートにする   これらの設定は家でも出来ますので、事前に準備しておきましょう。     シャッタースピードは頑張って設定する シャッタースピードは頑張って設定します。 というのも、初めての撮影で注意しないといけないのがシャッタースピードです。   設定を間違えたら真っ暗になるわ、真っ白になるわ、撮れたと思ったらブレてるわ、と何かと苦戦します。 特にシャッタースピードは自分自身の手ブレだけではなく、被写体の動き次第ってところもあります。   被写体の動きがなければ自分の手ブレだけ気にすればいいのですが、相手が人である以上難しい話です。 ある程度の動きはある、という前提で考えたほうが良いです。   とりあえず目安として、1/200からスタートします。 1/160とかでもいいですが、まず自分が絶対に手ブレしない早さにします。   普通に手持ちで1/200とかであればブレることはないはずなので、あとは明るさとか被写体の動きの有無とかで微調整します。   シャッタースピードを調整する時のコツとして、あまり大きく動かしすぎないことです。 ダイヤルをグリグリ動かしたくなりますが、ゆっくり合わせましょう。 一気に動かすと今の数字と先程の数字の違いがわからなくなります。   最初はブレないで撮れるシャッタースピードを把握しましょう。 手ブレ補正の有無とかも関わってくるので、こればかりは経験しかありません。 シャッタースピードさえ抑えることができればブレブレ写真は回避できます。   そしてシャッタースピードに集中するために他の設定を固定化しました。 慣れてきたらF値とか触るようにするといいですが、最初の撮影では考えずにいきましょう。     ホワイトバランスはオートで良い ホワイトバランスは正直、オートでいいです。 最初のうちに考えるべきことではないですし、後から変えられます。   カメラにもよるかもしれませんが、AWBというのがいわゆるオートモードです。   手ブレした写真とか真っ暗とか真っ白な写真の方が修正不可なので、まずはそういった写真を避けるようにします。   ちなみにホワイトバランスは色味が変わります。 青色になったり、普通に今見えているような色味になったり、オレンジ色になったりと変えることが出来ます。   ちょっとした色味の違いでガラッと雰囲気が変わるので覚えると楽しいですが、RAW現像を覚えたら後から何とかなります。 なので、最初はオートで撮りましょう。   ホワイトバランスはこだわりだすと慣れていたとしても本当に凄い時間がかかるので、3つの設定をしっかり覚えてからの次のステップです。   あとからRAW現像という方法で修正もできますが、撮影より先にRAW現像を覚える事はほぼないのでだいぶ後の話です。   構図はあまり意識せず被写体を中央に置く 構図も実は色々とありますが、こだわりだすと本当にシャッターが押せなくなるのでこれもまずは基本の形だけ覚えます。 ものすごい簡単なのは「被写体を中央に置く」ことです。   とにかく綺麗に写真のど真ん中に入ってくるようにします。 すると背景が綺麗にボケて被写体が写真の中央にいる、結構良い写真が最初の撮影でも撮れるようになります。   被写体が左側とか右側とかにいるような写真は後々考えるようにします。 やってみたい、という気持ちも出てきますがそこは我慢してまずは「中央」に配置することに集中します。   ちょっと斜めにしてみたりとか色々とやってみたいことも出てきますが、出来るだけ真っ直ぐにして中央に被写体を置いて撮影することに慣れましょう。   慣れてきたら左に置いたり、右に置いたりしてみましょう。   最初の撮影では構図まで考えていると本当にシャッターが押せないので、とにかく写真を撮ります。 あとで撮った写真を見返して、次はこうしようとか考えて実践していきましょう。     まとめ まとめです。 ・F値は開放固定 ・ISO感度も固定、迷ったらオート ・シャッタースピードは頑張って設定する(重要) ・構図は被写体を中央に置く   カメラはとにかく場数を踏むことが一番です。近所の公園で花を撮ってもいいですし動物を撮るのもありです。 雨が降ってたら室内で練習も出来ます。 雨撮影も体験したくなると思いますが、機材の保護が必要なので最初のうちはやめておきましょう。   家にあるペットボトルでも薬の瓶でも綿棒でも何でも被写体に出来ます。 撮影技術の向上は練習あるのみです。

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カメラを買ったら最初に準備するべきこと

「一眼レフ(ミラーレス一眼)を初めて買った」 という方に後々後悔してほしくないので、カメラを買ったら最初に準備するべきことをまとめてみました。   たまに「やってない」という人もいますが、それでなにもないのはある意味運がいいだけですので、基本的にはやっておいたほうがいいことです。     保管は防湿庫で行う カメラの保管方法は防湿庫が基本です。というのも、カメラをその辺に置いておくと段々と曇りやカビが発生します。 外側ではなく「レンズ部分」がカビたり曇ったりします。   曇ったら拭けばいい、と思うかもしれませんが残念ながら曇っているのは「内側」です。 これを綺麗にしたいと思ったら分解清掃が必要です。カビも同様です。   レンズの内側とかセンサー部分に関わってくるので、撮影自体にも影響してきます。カビが写るんです。 10枚撮ったら10枚全部にカビが入ってきます。   時既に遅し、とならないように曇り対策とカビ対策は必須です。 曇り対策は除湿剤、カビ対策は防カビ剤を使います。 特に普段から湿度の高い地域は要注意です。   自分自身のいる場所がどういうわけかすごい湿度が高いみたいなので、カメラを買う前から除湿剤が大量においてあります。 部屋のいたる所に置いてますが、それでも外で放置すれば曇ると思います。   防湿庫は本格的なものと簡易版があります。 これくらい本格的なものが買えたらベストです。 HAKUBA 電子防湿庫 E-ドライボックス 60リットル KED-60 どうしても買うのが面倒だ、それほどでもないだろうという場合はちゃんと蓋の出来る入れ物に除湿剤入れれば代用出来ます。   ただ個人的にはせめて簡易版は欲しいところです。 高い買い物ではないですし、カメラ以外にも何かと入れ物自体は使えます。   ナカバヤシ キャパティ ドライボックス 防湿庫 カメラ保管 8L グレー DB-8L-N   ちなみにこんな感じで4つ使っています。   もう防湿庫買えよ、って感じですが置く場所がなくて簡易版を買って気づいたらこうなってました...   カメラとレンズ、それなりに買う予定がある人は最初から大人しく防湿庫買いましょう。 簡易版とはいえ、4つ買ったらいいお値段しますし今後のことを考えてここまでするなら、ちゃんとしたのを買ったほうがいいです。   仮に防湿庫を買ったとしても、この入れ物は別の用途で使います。 除湿剤とか不要なカメラ機材関連を詰め込んだりすればいいかなと思ってます。   余談ですが1つだけグレーじゃなくて白なのはグレーが売り切れだったからです。 特別な意味はありません。   除湿剤と防カビ剤を忘れずに 防湿庫ですが、入れただけではただの箱なので除湿剤と防カビ剤を入れておきます。 運が良いのか環境が良いのか、たまに何もしなくても大丈夫な人もいますが後で後悔しないためにもやっておきましょう。   防湿庫に何個入れたら良い、とかの決まりはないですが湿度計を見ながら調整します。 それと同時に防カビ剤も入れておきます。   防カビ剤は目安となるものがないので、1防湿庫に1個入れてます。 今のところは曇りもカビもありません。   除湿剤と防カビ剤はそれぞれ以下を使っています。 HAKUBA 強力乾燥剤 キングドライ 3パック KMC-33S 【Amazon限定ブランド】HAKUBA レンズ専用防カビ剤フレンズ 2袋分パック AMZ-KMC-0402   完全に消耗品ですので予備も買っています。 防カビ剤は1個で1年となっていますが、除湿剤に関しては蓋を開ける頻度とかによって変わってきます。   目安としては最初は振るとかさかさ音がしますが、それがしなくなったら交換時期とされています。   部屋の湿度にもよるのでしょうが、除湿剤を大量に置いてる環境なので結構な湿度です。 更に開ける頻度も毎日なので交換頻度も高いです。   除湿剤は開封時はこんな状態です。わかりにくいですがパサパサです。   開封後、交換が必要だなと思った状態がこちらです。 触った感じとしてはパサパサ、カサカサではなくどっしりした感じです。 ものすごい身が詰まってる感があって、誰が触っても明らかに違いがわかる程です。   並べてみた写真がこちらです。写真だと伝わらないこの感じ... 結構パンパンに膨らむ場合もあるそうですが、まだ見たことはありません。 防カビ剤は見た目では変化がないので使用開始年月を書いて管理しています。   あとは窓の近くには置かないほうが良いです。 窓の近くに除湿剤を置いていますが、ものすごい早さで交換が必要なので窓付近に除湿剤を4個設置してる程です。 ちなみにこの除湿剤はカメラ用ではなく、普通に室内に置くタイプです。   逆に窓から離れた場所の除湿剤は未だに使えます。いつ置いたのかすら覚えてませんが... 防湿庫もその場所近くに置いてます。   防湿庫関連はこれくらいしておけば大丈夫です。   レンズの保護フィルターを買う 次はレンズですが、レンズの保護フィルターを買いましょう。 保護フィルターはスマホとかでよくある「傷防止フィルター」と同じようなものです。   フィルターによって傷保護、水滴保護とかもあったりします。 屋内撮影のみとかであれば水滴保護は不要だと思いますので、その場合は普通の傷防止保護フィルターで十分です。 ○○保護が増えれば増えるほどフィルターも高くなります。   頻繁に買い換えることもないものですが、確実に言えることは フィルターはよく使うレンズには付けておきましょう。   先日実際にやってしまったのがレンズキャップを取り付ける時にガッ!といきました。 腕が筋肉痛で指に力がうまく入らず、ゆっくりやったつもりが運悪く変な角度になって手から離れました。   基本的に保護フィルターは手持ちのレンズ全部に取り付けるようにしてるので、仮に傷がついても保護フィルター代で済みます。 ただ幸い、ガッ!と音がしておきながらも傷がついてなかったので良かったです。傷に強いアピールしてるフィルターでしたが本当に強かったです。   ちなみにレンズを落としたときとかに保護フィルター付けてたから無事だった、というのも多々あります。 ただ落とした場合はレンズ以外の部分がやられてるパターンもあります。   落とした時は別として、普段から使っている時にちょっとした傷や水滴から保護してくれるのは非常に大きいです。 というのも、傷は知らぬ間についてます。   本当にいつどうやってついたのかすら覚えがないくらい微妙な傷がつきます。 保護フィルターをしていればフィルターを買い直せばいいだけですが、レンズ本体に傷がついたら大変です。   傷も結構撮影時に影響してくるので、注意が必要です。   全部のレンズに付けるのが一番いいですが、結構お金がかかるのでフィルター経さえあれば使い回しも出来ます。 ただ頻繁に外して取り付けてをすると、その都度傷をつける可能性があるので買ったほうが安心だったりします。   フィルター経はレンズに書いてあります。 レンズの焦点距離と同じくmm表記なので間違えないようにしましょう。   目印は「φ」です。 これの後ろに書かれている数字がフィルター経です。同じ数字のを買わないとサイズが合わず取り付けできません。   写真のレンズだと46mmのフィルター経になるので、46mmの保護フィルターを買います。 同じフィルター経のレンズであれば以下がオススメです。 【Amazon限定ブランド】Kenko 46mm 撥水レンズフィルター PRO1D プロテクター NEO レンズ保護用 撥水・防汚コーティング 薄枠 日本製 816424 割と安い価格ですが、ちゃんと保護してくれます。 雨撮影もするので撥水タイプにしていますが、雨撮影をすることがないのであれば撥水タイプではない方でもいいと思います。   まとめ まとめです。   ・防湿庫にカメラとレンズを入れる ・防湿庫に除湿剤と防カビ剤を入れる(忘れたらただの防湿庫が箱) ・レンズに保護フィルターを付ける(フィルター経は要確認!)   カメラを買ったばかりの最初のうちは、とりあえずこれだけしておけば後で後悔することも減ります。 最初に何をしたらいいのかわからない、という方はとりあえずこれだけ準備しておけば大丈夫です。   たまに押入れに眠ってる、という人もいますがもし中古品を買おうと思って説明欄に「押入れに眠ってました」というのがあれば要注意です。 運が良ければなにもないですが、ちゃんとしている人は「防湿庫で保管」とレンズの写真をしっかりと掲載しています。   要冷蔵の食品を「冬だから」という理由で部屋で常温で放置してる時くらいの注意レベルです。

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ストロボとシャッタースピードの関係

ストロボを使い始めて悩むのが明るさの調整です。 明るさはF値・シャッタースピード・ISO感度全てに関わってくるものであり、ストロボ自体のパワーもあります。   今回はわかりそうでなかなか理解しにくい、ストロボとシャッタースピードの関係性について解説します。     ストロボとシャッタースピードの関係性 まずストロボとシャッタースピードの関係ですが、影響する範囲が決まっています。 シャッタースピードが関係してくるのは「背景」です。 ピントが合っていない部分の明るさに影響します。   シャッタースピードは被写体の明るさにはほぼ影響しません。 被写体の明るさはストロボでほぼ決まります。 シャッタースピードを遅くすればするほど全体が明るくなるので、その影響で多少被写体も明るくなりますが、多少シャッタースピードを変えた程度では影響しません。   言葉だけだとわかりにくいので、実際に写真を見てみましょう。 まずは普通に1/160で撮影します。   ストロボのパワーやカメラの位置はそのままで、1/40まで遅くしてみます。   被写体に対する光はほぼ変わっていませんが、背景や影の部分は変わっています。 逆に秒単位になるレベルまで来ると、被写体への影響も結構大きくなります。 試しに1/2秒似設定します(ストロボの設定はそのまま)。   見事に被写体が真っ白です。 最初は2秒とかに設定してましたが、真っ白で何も見えなかったのでちょっとだけ設定を見直しました。   ここまでシャッタースピードを変えるとさすがに影響が大きすぎて何も見えない状態になります。   ちなみに今回、影の部分も変わっているのは「ストロボが当たっていない」からです。 ストロボが当たっている部分に注目すると、シャッタースピードの変化に対して影響が無いってことがわかります。   なのでストロボの当たっていない部分、特に背景を変えたい場合はシャッタースピードで調整することになります。 F値とISO感度は被写体にも影響するので、ストロボのパワー調整も必要になってきます。     シャッタースピードで背景が変わらない場合 シャッタースピードを変えても背景が変わらない、変化が全くわからない、という場合もあります。 これも理由はすごいシンプルで、先程の通り「ストロボが当たっていない」がポイントです。   屋外であれば殆ど心配ないのですが、屋内ですとストロボの位置が近すぎて背景まで届いてる場合があります。 シャッタースピードはストロボが当たっていない背景の明るさを変えるのであって、ストロボが当たっていたら被写体と同じです。   被写体と比べて距離があるので、被写体ほどではないですがある程度の光量があれば実は変化していてもわからないレベルだったりします。 なので背景だけに注目して延々と写真を見比べたら「微妙に変わってる気がする」程度の変化しかないこともあります。   変わらない場合の対処法 背景までストロボの光が届いてシャッタースピードで変化が見られない、背景の明るさを変えられない場合どうするか? 答えは簡単です。ストロボの光が届かないところまで後ろに下げればいいのです。   背景にストロボの光が影響している、ということはパワーや照射距離を考えるより単純にもっと遠くにすればいいのです。 パワーを弱めたら被写体が暗くなりますし、他の設定を変えたら全体が変わってくるのでまた考え直しです。   ただ、ここまでしてシャッタースピードだけで背景を変化させる、というよりは他の設定も組み合わせて考えたほうが早いです。 あくまで「シャッタースピードとストロボの関係性を理解したい」という場合に使える手法です。   普段の撮影でこういった事があれば、大人しく他の設定も組み合わせたり被写体の立ち位置を変えたりして、対処しましょう。   特にスタジオとかイベントでの撮影の場合は時間が限られています。 もっと時間のある時に検証するとして、その時はこの設定にこだわらず良い写真を撮れるように意識して撮影しましょう。

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ストロボ撮影の基本 1灯ライティング編

屋外では自然光を使って撮影するのが多いですが、屋内ではストロボをバンバン使っていくことが多いです。 カメラマンとしては必須スキルであり、もはや当たり前になってきているストロボを使った撮影方法を紹介します。 今回は基本編として、ストロボ1灯ライティングです。     ストロボ1灯撮影でのポイント ストロボが1灯しかないので、角度・パワーはすごく重要です。 数があれば意図しない影を飛ばしたり、もうちょっと明るくしたい部分に補助として入れたりすることが出来ますが、今回は1灯です。 無いものは何を言っても無いので、1灯でなんとかします。   1灯ライティングの基本は被写体の斜め前から当てることです。 位置的にはこんな感じです。   1灯だけの場合は左斜め前又は右斜め前から使うのが基本です。 今回は左側に置いてみました。 右側が明るくならず影になっていますが、これが1灯しかない場合の撮影のデメリットです。   よくポートレート撮影でカメラマンが屋外でストロボを使っている事がありますが、この右側の影になっている部分に、太陽光が当たっています。 ただし太陽光だけだと今度は左側が暗くなるので、それをストロボで補います。   今回は太陽光がない屋内でストロボ1灯という条件下なので、左側においたら左側だけが明るくなります。 逆に右側においたら右側だけが明るくなって、左側が暗くなります。   この影を消すためにはストロボをもう1灯用意するか、レフ板を使うのが一般的です。 レフ板を使った方法は別記事で紹介します。   定常光は無視する 1灯だろうと複数だろうと同じですが、基本的に定常光は無いと考えて撮影します。 色々なところでストロボ+定常光を見ますが、基本的にはストロボと定常光は相性が悪く喧嘩しやすいので基本無視です。   なので1灯だけの場合だとストロボが当たらない部分は真っ暗です。 明るい室内なのにストロボが光らなければ真っ暗、という状況になります。 ~写真~ 真っ暗ですが失敗ではなく、これでいいんです。   何度か定常光とストロボが仲良くならないかと頑張ってたんですが、どうあがいても喧嘩しました。 ものすごいシャッタースピードを遅くしたり、ストロボを遠くにおいたりパワーを弱くすれば出来ないことはないですが、そこまでして定常光入れるか?って話になってきます。   屋外の場合は自然光をメインに使いますが、日中+ストロボを使った日中シンクロという方法もあります。 この場合は自然光を使いますが、難易度が凄く上がるのと今回は屋内での使用ですので自然光は除外しています。     一番楽な場所、カメラの上にストロボ ストロボをカメラから離して使う場合はラジオスレーブと呼ばれる通信機が必要です。わかりやすく言えばリモコンです。   ですがストロボ1灯のみ、ラジオスレーブもない、という状況であればカメラの上に取り付けが可能です。 クリップオンストロボと呼ばれており、カメラの上に取り付けてカメラ側で設定したりストロボ本体で設定したりします。   イベントとかでひたすら動き回っている場合や、スタンドを立てる場所すらない場合には有効です。 しっかりとした撮影、というよりも気楽な撮影で明るさが足りない場合には使えます。   ただしカメラの上だとそこから動かせないのと、カメラが一気に重くなるので手ブレする可能性が高くなります。 小さいストロボならあまり影響はないでしょうが、それなりの大きさのストロボを乗せて撮影となると、結構しんどいです。   あとファインダーを覗くときにおでこが当たって物理的に邪魔です。   ちなみにクリップオンストロボにすると、こんな感じになります。 これ、マネキンだからホラー感あるように感じますが実際の人でやったらもっとホラーです。 全体的なバランスで考えると、クリップオンストロボの方がいいように見えますがおでこ辺りだけがちょっと明るいのです。   上から下にかけてだんだん暗くなっていくので、パワーを上げれば上げるほどバランスが崩れていきます。 上は明るく下は暗い、というのは後から加工するのは結構苦労します。   クリップオンストロボはあまりおすすめされていない理由はこれです。 1灯しかない場合でも、カメラから外して使うことが綺麗に撮るためのコツです。     ストロボとラジオスレーブの価格とおすすめセット 最後に初心者の方におすすめのストロボとラジオスレーブのセットのご紹介です。 最初のうちは何を買えばいいのか、というところからスタートです。 そういった状態であればこのセットを買っておけば大丈夫です。   面白いことにイベントに行くと出会う人はだいたいこのセットです。 それくらい浸透していてコスパが良いということで、選ばれています。   ストロボ:Godox TT600 TT600はこちら   ラジオスレーブ:Godox Xpro Xproはこちら ※Xproは使っているカメラのメーカーによって分かれているので、ご自身のお持ちのカメラをよくご確認下さい。   いわゆる中華製ですが、性能と価格の安さから「コスパ最強」とよく言われています。 純正品の場合はストロボ1灯買うだけでも、上記2点を買うのと同じくらいの価格かそれ以上です。   ちなみにストロボは買い替えたり増やしたりすることがありますが、Godox製であればXproで使える物が多いです。 なので、ストロボが増えても買い替えてもXproはそのままというメリットもあります。   おすすめの電池もご紹介します。   電池:eneloop pro BK-3HCD eneloop pro BK-3HCDはこちら   充電式なので専用の充電器が必要です。   充電器:BQ-CC73AM-K BQ-CC73AM-Kはこちら   TT600にこの電池をフルで使ってます。 電池なのでTT600以外に使えます。TT600用ではないので複数買っておくのも1つです。   これでストロボ1灯ライティングは以上となります。 影の部分の消し方は別記事でご紹介します。

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Luminar 4のライトを使いこなそう【徹底解説】

RAW現像ソフト、Luminar 4の「ライト」の項目の解説です。 専門的な部分は他ソフトでも同じ場合が多いので、応用できるかと思います。   Luminar 4ではホワイトバランスの設定は「ライト」という項目にあります。 編集画面右側の太陽っぽいアイコンをクリックすると出てきます。   サンプル写真・設定について 今回使うサンプル写真はこちらです。 そしてライトの項目の設定値です。RAWデータ読み込んで何もしてないデフォルトの数字です。 今回はこの写真のこの設定を変えていくとそれぞれどうなるのか?を見ながら解説します。   ライトの各設定 色温度 色温度ですが、カメラの設定で言えばこの部分がホワイトバランスです。 ケルビン値とか色温度とか言い方はありますが、カメラ側で言えばWBと書いてある事が多いです。 左側にすればオレンジ色になっていき、右側にすれば青色になります。   今回は解説なので、普段なら絶対にすることはないですがそれぞれの限界値で見てみましょう。   まずは色温度最大値、25000にしてみましょう。 正直、25000とか使うことはないです。 結果はこちらです。 比較してみましょう。 バーを動かすと比較出来ます。左が加工前、右が加工後です。   圧倒的なオレンジになりました。フィルム写真とまではいきませんが、結構古い感じの写真のイメージがあります。 かなり昔に印刷して古ぼけて色味が変わってきた写真がこんな感じになることもあるので、そういったのを作りたいときには使えるかもしれません。   逆を試してみましょう。 色温度、2000です。   結果はこちらです。 見事なブルーです。 こちらも比較してみましょう。   ものすごい寒い場所とかを表現するときに使えそうですが、逆に青すぎて使い所が難しいです。   どちらにせよ、ものすごい極端な設定変更をしているので実際の現像で使われることはないですが、一度やってみると良い勉強になります。   色合い 色合いは今回使う写真では24からスタートしています。 左が緑、右が紫っぽい色になっており、色合いを変えることが出来ます。 実際にこの設定のまま動かしてみると、写真が緑になったり紫になったりします。 普通に動かすとこれで終わりですが、色合いの使い方は色温度との組み合わせにあります。 試しに色温度を3885にしてみます。   色合い100の場合 色合い-100の場合 色合い-100はあまり変化がないように感じますが、色合い100は明らかに変わりました。 色合いの設定を変える時は、単体で変えるのではなく色温度と組み合わせて変えるのがベストです。   色温度だけでは調整が難しい場合に、色合いで補助する的な感じの使い方になりそうです。   露出 露出は結構わかりやすく、明るくしたり暗くしたりするための設定です。 デフォルトは0です。 露出は数字を高くすれば明るくなり、暗くすれば暗くなるだけなので割愛します。 数字を最大値と最低値で変えてみましたが、真っ白になるか真っ暗になるかの2択でした。載せれるものじゃないです...   スマートコントラスト Luminar 4の売りの1つにもなっている設定です。 ハイライトを明るく、影は暗くするのを同時にしてくれます。 ものすごい簡単にざっくり説明すると、ふんわり系ときっちり系です。   実際にやってみましょう。 デフォルトは0です。   数値を下げればふんわり系、上げればきっちり系になります。 まずは-100まで下げてみます。 靄がかかったような、ふんわりとした感じになります。 全体的に薄くなるので、淡い感じを出したいときにぴったりです。   逆に100にしてみます。 重みのあるような、きっちりとした感じになります。 きっちりというかビシッとした感じ、といったほうがいいかもしれませんね。 細かい部分までしっかりと表現したい場合に使います。   ハイライト ハイライトは明るい部分の設定を変更します。 デフォルトは0です。 ハイライトを100にしてみましたが、全くと言っていいほど変化がなかったので-100のみ載せています。 ハイライト-100の結果です。 全体的にちょっと暗くなった、という印象です。 ハイライト100でも変化がないということは、既に全体的に明るい写真だったということがわかります。 なので逆にした場合は全体的に明るさが落とされることになります。   明るい部分と暗い部分がある写真の場合には非常にわかりやすいかと思います。 今回はサンプルとして選んだ写真がまさかの結果でした...     シャドー 最後の設定、シャドーです。 ハイライトの反対なので暗い部分の設定です。 デフォルトは0です。   まずはシャドー100を見てみましょう。 ちょっとだけ明るくなった気がします。 ハイライトを触って全体的に明るさが変わることがわかっていたので、予想通り全体的に明るくなりました。   逆に-100にしてみましょう。 かなり暗くなりました。 結構スマートコントラクトと似ているように見えますが違うのです。   左がスマートコントラクト、右がシャドーです。   シャドーのほうがより暗く、ダークな雰囲気が漂っているような印象です。 最大値・最小値という極端な設定なのでこうなっていますが、うまく組み合わせれば非常に良い絵になるでしょう。   白レベル・黒レベル 実はまだあるんです。詳細設定を押すと隠れていた項目が出てきます。 それが白レベルと黒レベルです。   白レベルは明るい部分、黒レベルは暗い部分を設定します。 なので白レベルで明るいところをより明るくしたりすることが出来ます。 逆に黒レベルを上げて、暗い部分を明るくして全体を調整することも出来ます。   デフォルトはどちらも0です。   白レベルは-100ではほぼ変化がなかったので割愛します。 白レベルを100にしてみた結果がこちらです。 明るい部分をより明るく、なので全体的に明るくなっています。 しかし左上とかを見ると暗い部分があり、そこはほぼ変わらずそのままです。   そして今度は黒レベルです。 まずは黒レベル100にしてみました。 暗い部分を明るく、なので左上部分を中心に明るくなりました。 全体的に元から明るい写真なので、黒レベルを上げても大きい変化はありませんでした。   逆に黒レベルを-100にしました。 全体的に暗くなって、左上部分はもう真っ黒です。 ここまでくるとホラーです。 ホラー系の暗い系の画像が欲しい場合にはこういった加工が有効かもしれません。   最後にトーンカーブがありますが、トーンカーブはヒストグラムも関わってくるので説明すると結構長くなります。 なので別記事で紹介しようかと思っています。   ちなみに白・赤・青・緑がありますがそれぞれ極端な設定にすると、ものすごく目に悪い色になってしまったので掲載はしません。 自分で設定してみて目が痛いレベルでした。   普通に加工してみた 最後に今回紹介した内容のみで全力で加工してみました。 結構良い感じになったと思います。 ちょっと滝に色が付いてるのが個人的なポイントです。青とか赤紫っぽい色合いを入れて寒さと紅葉の暖かさを表現してみました。   ライトの設定だけでもここまで綺麗に出来ます。 ちょっと現実離れしている感じもありますが、写真の加工に関しては正解はないのでこれはこれで良いと思っています。   今回はLuminar 4のライトの設定に特化した解説でしたが他の項目も随時更新します。

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普通の風景写真を幻想的にする方法【期間限定 RAWデータ付】

近所の公園を普通に撮影して、レタッチで幻想的にする方法です。 実際、家の近所の公園で誰もいないタイミングを狙って風景を撮影してみました。   正直、風景撮影向いてねぇ...って思えるくらい「普通」な写真です。 それがこちらです。 THE 普通という感じの写真です。   元々コスプレイヤーさんメインの撮影しかしてないので人がいない撮影自体が弱かったりします。 ですがレタッチすればこんな感じになります。   比較してみましょう。 スライドバーを動かしてレタッチ前とレタッチ後を見比べることが出来ます。   使っているソフトによって設定方法は違いますが、名称が違うだけであって同じような機能はあるかと思います。   使用ソフト:Luminar 4     最強の設定、神秘的 何それ、と思われるかもしれませんが本当に「神秘的」という項目が存在します。 名前を変更しているとかではなく、本当にこういう名前の設定です。 量は100、シャドーは54にしていますがお好みで設定して下さい。   とりあえず神秘的だけ設定してみます。 元画像と比較してみましょう。   既にこれだけ変わってきます。 大まかなイメージはこの設定だけで出来るほどの凄さです。   シャドーを低くすれば暗くなり、高くすれば明るくなります。 あとはそれをどの程度反映させるか、というのが量です。     太陽光を生み出す とんでもないこと言ってるように聞こえますが、太陽光を作り出します。 これも「太陽光」という名前のフィルターがあるので、こちらを使います。 太陽の位置だったり強さだったりを結構細かく設定できます。 現実的、というよりも幻想的・非現実的な世界観を作り出すのに便利です。   この中で一番使うのが「ランダム化」です。 ランダム化でいい感じのが出てきたら微調整する、というやり方が一番楽で良いものが作り出せました。 なのでこれと同じ設定にしても、同じものが出来るとは限りません。 大事なのは運と粘りです。   先程の神秘的と太陽光を組み合わせるとこうなります。 スライドさせてご覧下さい。   ほぼ完成していますね。これで完成、といってもいいのですがもうちょっとだけ手を加えています。     最後の仕上げ、ランドスケープ・エンハンサー 名前がすごいですが風景関連のレタッチで使える設定です。   霧軽減はその名の通りです。今回の場合は霧を軽減してちょっとだけ色味を濃くしています。 ゴールデンアワーはだんだん夕方っぽい感じになっていく設定です。夕焼けとかをイメージしてもらうとわかりやすいと思います。 緑樹の増強は葉っぱの部分です。強くすれば濃くなりますが濃すぎると存在感が凄い出てくるので加減が大事です。 個人的に赤・緑・青は強すぎると好きな色味ではなくなってくるので、程よい感じに仕上げています。   これで完成です。 左側が無加工、右側が完成品です。スライドしてご覧下さい。   風景撮影の才能ないな、と思っている方もレタッチ次第でここまで変わります。 今回は何のテーマもなく「とりあえず風景、撮ってみるか」だったので何も考えていませんでしたが、仕上がりには自分では満足しました。   設定項目は少ないので、修正するとしても結構簡単です。 この設定だけあればいい、と気付くのに相当な時間費やしてますが...  

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