カメラの撮影機材は色々とありますが、今回はスヌートを使ってかっこいい背景を作ります。
スヌートを持っている人自体少ないかもしれませんが、結構簡単に出来るのでぜひお試し下さい。
応用すればクラブとかスポットライトを複数使った感じとかも出来ますのでアイデア次第です。
目次
準備編
用意するもの
まずは今回使う物一覧です。
・カメラ
・レンズ
・ストロボ(2灯以上)
・スヌート(今回の主役)
ライトスタンド・三脚は必要に応じて用意しましょう。いつも準備するのが面倒で、左手にストロボ、右手にカメラで撮影しています。
撮影準備
今回重要になってくるのがスヌートをつけたストロボの位置です。
まずスヌートはストロボ2灯あるうちの1灯に取り付けます。
スヌート付きが背景のスポットライト風にするためのもので、もう1灯は普通に被写体用です。
スヌート付きを被写体の斜め後ろに設置します。
被写体に被らないよう注意しつつ壁に向けます。このストロボは被写体への影響を出来るだけ0にするように調整します。
もう1灯は普通に被写体用として使います。
これらを組み合わせた図がこちらです。
この状態で被写体なし、ストロボBなしで撮影した場合を先に確認しておきます。
スヌート付きのストロボAだけで撮影したものがこちらです。
被写体がいないので背景だけですが、いい感じに円形が出来上がっています。
カラーフィルターを入れれば色違いが作れますが、今回は普通にカラー無しで撮ってみます。
これでストロボの配置は完了です。
撮影開始
それでは被写体を入れての本番です。
今回の撮影で一番苦労するのがスヌート付きストロボの位置なので、それ以外は特に難しいことはありません。
スヌート付きの位置は先程確認済みなので、それに合わせて被写体の場所を決めます。
先程の図のような配置にしてシャッターを押すだけでこんな写真になります。
スヌートの光もちょっと影響するような位置に置いて、ストロボBなしにするとこうなります。
スヌート付きのストロボの光が漏れてちょっとだけ左側に光が当たっているので、左側だけがちょっとだけ明るいです。
捉え方によってはホラーチックですが、これはこれでありだと思います。
質感と雰囲気を出したいならストロボ1灯で、もっとはっきりと明るくしたいのであればストロボ2灯にします。
人物撮影で応用する場合は3~4灯欲しいところです。
背景に更にバリエーションを追加する場合はスヌートがもう1つ必要になってくるので、4~5灯のちょっとした大型撮影になります。
ちなみにストロボBは片手で持ってます。
カメラも片手持ちですが、三脚やライトスタンドが立てられる余裕があれば使ったほうがいいです。
悲しいことに、色々な物が置いてある関係でスペースの確保が限界だったので片手持ちにしました。
最後にカメラとストロボの設定を公開
最後にカメラの設定です。
あくまで参考値なので、絶対これじゃないとだめだということはありません。
カメラ:Lumix G8
レンズ:Leica 25mm F1.4
F:7.1
SS:1/200
ISO:100
ストロボA(スヌート付き)
1/4 200mm
ストロボB
1/64 20mm
距離が距離なので、ストロボBは弱めで問題なかったのでかなり弱めてます。
逆にストロボAは写真のような感じを出そうと思ったらパワーが必要だったので、強めました。
今回はストロボの直当てにしました。
スペースの関係もありますが、下手に何かしら使うと全体に光がいきすぎてしまって範囲が広くなりすぎるので狭くする目的もあります。
かといってスヌートをもう1つ使うと顔しか出てこない、とか本当にホラーな写真になります。
スヌートは折りたためないタイプを使っているので荷物としてはかさばりますが、こういった撮影をする時には必須です。