今の時代、本業以外にも副業を持つ時代になってきましたがフォトグラファーでも副業でやっている人は結構います。
むしろ「フォトグラファー一本で食えない」と言われている時代でもあるので、本業でやっている人のほうが少ないかもしれません。
今回はフォトグラファーの副業ってどんなものがあるのか?について紹介します。
目次
フォトグラファーの副業の種類と内容
出張撮影

一番多いイメージかつ副業でやっている人が多いのがこの出張撮影です。
結婚式の前撮りとか七五三とか家族写真とかの「個人」からの依頼だったり、ホームページ掲載用とか広告用で使う写真を「法人」から依頼を受けて撮影しに行きます。
依頼を受けて指定された場所まで撮影に行くので、機材を持って現地へ向かって撮影です。撮影内容等によっては事前打ち合わせがある場合もあります。
副業として始めるのであれば一番始めやすい副業であり、自分の空き時間に予定を入れるので本業に支障が出ることもありません。
撮影時間も内容によりますがだいたい1時間~3時間程度が多いです。逆を言えばその時間内に終わらせなければならないってことでもあります。
単価は5000円~というのが多いです。時給換算5000円と考えると良い副業だなと思うかもしれませんが、交通費が含まれているパターンが多いので、それも計算に入れておきましょう。
撮影場所は屋外かスタジオですが、出張撮影かつ副業となると大体は屋外になると思います。
屋内だとウェディング撮影とかもあったりしますが、結婚式の一連の流れやマナーはもちろんのこと、その会場で結婚式の邪魔にならずに良い写真が撮れる場所を知っている必要があります。
最初のうちは簡単な撮影(単価は低いですが)で慣れていくのがいいでしょう。
物撮り

物撮りの場合は出張撮影の場合もあれば商品を送付してもらい、撮影するというパターンもあります。
例えばレストランでメニューに載せる料理の写真とかだと、料理を作って送ってもらって、というわけにはいきません。
ですがそういった食べ物系ではなくアクセサリー系とかならわざわざ出張する必要性はありません。出来立てじゃなくていいですし、物自体も小さいので郵送も簡単です。
ただし撮影スペースが必要になってくるので自宅にある程度の場所を確保できないと厳しいです。副業である以上、自前のスタジオは持っていないものとして考えています。
主張撮影と違って時間もある程度の自由が効くので、副業はしたいけど家から長時間離れるのが難しい状況(子育てとか)の人にとっては向いているかもしれません。
その反面、単価が安く特に準備を必要としないような撮影(アクセサリーとか)だと1000円~が多いです。技術面でもそこまで難しくないこともあって、副業でしっかり稼ぎたいという人には向いていません。
写真販売

更に自由度の高い副業としては写真販売があります。写真素材を販売しているサイトに自分が撮影した写真を登録して販売するものです。
自分の好きなタイミングで写真を撮ってサイトへ登録して、あとは売れるのを待つだけです。自由度はほかと比べて圧倒的に高いですが、単価はものすごく安いです。
もちろん需要がなければ売れないので最悪の場合は稼働時間だけが増えて売上が0円、ということもありえます。確実に稼げる、というわけではないのがポイントです。
先程の2つ(出張撮影・物撮り)は人から依頼を受ける受注型ですが、こちらは依頼を受けて撮影するのではなく自分で撮影したものを売りに行くスタイルです。
そもそもの営業スタイルが違うってのもありますが、併用するにはとてもいいと思います。
いつ休みが取れるかはっきりしていない、まとまった空き時間も確保しにくい、という人は写真販売が向いていると思います。いわゆる「納期」がないので本当に自分のペースで続けられます。
副業を始めるために必要なもの
ここからは副業を実際に始めるにあたり必要なものをご紹介します。撮影機材は普通に必要なのでそれ以外で必要なものです。
中には必須ではない場合もありますが作っておいて損はないです。
ポートフォリオ
ポートフォリオは簡単に言えば「作品集」です。フォトグラファーとしてどんな写真を撮っているか、どんな写真が撮れるのか、を見せるためのものです。
もっと言えば「これさえ見せれば自分の技術力が伝わる」くらいのものが良いです。
これは紙媒体(写真用紙)とWEB媒体(自分で作ったサイト等)の両方あるのが望ましいです。大体はWEBだと思いますが仕事の内容によっては印刷物を、となる可能性もあります。
最初はWEB媒体用で作っておくと良いです。印刷は必要になったら写真データをもとに作ればいいだけなので、後からでも間に合います。
出張撮影を始める場合は最初の段階で必要になることが多いので、出張撮影をやってみようかなって方は用意しておくと良いでしょう。
写真編集(現像)ソフト
今の時代、PCからスマホへと移行しつつありますがそれでもまだまだ負担の大きな作業はPCです。会社でもまだまだPCがメインです。
なのでPC用の写真編集(現像)ソフトがあるのが望ましいです。必須ではないかと思いますがほぼ必須なくらいです。無かったら出来る仕事がかなり減ってきます。
副業でする場合だと編集ソフトは指定されないのがほとんどだと思いますが、できればadobeのlightroomとphotoshopを抑えておくと安心です。
もしそこそこ大きな仕事をするとなった時に、依頼主側から指定される可能性があるからです。photoshopのpsdファイルで納品して欲しい、とか普通にあります。
撮影以外にも撮影+写真加工での依頼もあるかもしれません。写真加工の手間があるので料金はもちろん上乗せしてもらうべきですが、できるようになると仕事の幅も広がります。
中には現像必須の場合もあるのでよく確認してから仕事を受けましょう。
ホームページ
これさえあれば最強と言えるのがホームページです。今はSNSで仕事を受注する、というスタイルの人もいますが同時にトラブルもしょっちゅう見かけます。
ちょっと時代遅れな気もしますがホームページは重要です。ホームページがあってSNSも使っています、ならいいんですがホームページがないというのは法人から見たらちょっと声をかけにくい部分もあります。
逆に個人だとSNSだろうと連絡がつけばいいわけですが、それなりにしっかりしたものを作ろうと思ったらホームページが一番いいです。
今の時代、無料でそれなりの品質のホームページは作れるのでぜひ作っておきましょう。理想はワードプレス等でしっかりしたものを作れると後々の強みになるかもしれません。
ホームページに使う写真素材は自分で撮影したものを使うのがベストです。フォトグラファーなのにホームページの写真が誰かが撮ったもの、というのは矛盾しているように感じます。
100%は自分で用意できないかもしれませんがトップページとかひと目に付きやすい部分の写真は自分で撮ったものを使うようにしましょう。それがポートフォリオや作例にもなります。
ライバルと差をつけるためには
フォトグラファー界隈の現状
正直なところ、フォトグラファーはかなり値下げ競争が激しくなっています。
副業で「講師」というのもありますが、フォトグラファーも講師も増えすぎてかなり価格崩壊が起きています。
なんでもそうですが選ばれるための超最短ルートは「低価格」です。それが続くかどうかは別として、新規参入者が選ばれるための手段としてよく使われています。
価格競争に巻き込まれると品質低下やモチベーション低下にも繋がります。今まで5件で目標金額達成してたのに価格競争で10件こなさないと同額にならない、となったら違う仕事を考えます。
本業の人も本業1本では生活が厳しいから、と別の所にも顔を出しているパターンもあります。副業の人が多いところに本業の人もいる、みたいな感じです。
でもプロだからといって高額ではなく、その時は他の人と同じくらいの価格で請け負うケースもあります。そうなるとまず勝てませんがこれが現状です。
自分にしか撮れないを作る
価格競争から抜け出すためには基本的なことですが「比較されない」ことを目指しましょう。
AさんとBさんを比較して、Bさんのほうが安いからBさんへ依頼しよう、ではなく比較出来ない対象になることで価格競争から抜け出せます。
写真の構図がすごかったり小道具の使い方が優れていたり、写真から伝わる良い何かがあったりと色々とあると思います。
たまに「これどうやって撮ったんだ?」と思う写真もありますが、そういう強みを持っていると比較されなくなります。
良い機材は強みにならない
「良い機材を使えば良い写真が撮れる」と思っている人もいますが、半分正解で半分間違いです。
正しくは「良い機材を扱える人が使えば良い写真が撮れる」です。誰でも機材が良ければ良い写真が撮れるではなく、それを扱える人でなければ無意味です。
画質の問題とかである程度良い機材は必要になってきますが、それを扱えるようになるのが先です。
むしろ機材が良くなっても技術は向上しないので、はじめは無理のない範囲で機材を揃えて技術を磨いて、そこから良い機材へレベルアップするのが良いです。
良い機材も安い機材も基本的な使い方は同じです。高額なカメラ本体も安価なカメラ本体も基本的な使い方は同じです。性能面での良し悪しはあってもそれ自体の使い方は変わりません。
それに上を見ればキリがないです。
一番始めやすいところから始める
人によってどの副業が始めやすいのかは違います。自分に合っている方法で始めていきましょう。
休みの日に1日動けるのであれば出張撮影が一番始めやすく収益にしやすいです。基本的な撮影技術さえあれば始められますし、最も稼ぎやすいです。
数をこなす、経験を積む、という意味でも良いと思います。最初のうちは金額うんぬんで考えるのではなく、依頼があったことに感謝しながら仕事するのが良いです。
もしかしたらそこから大きな案件に繋がる可能性もあります。まずは選ばれる人になりましょう。