かなりの人であるあるだと思っていることの1つが
F値は低ければ低いほどいい
というのがあります。単焦点を使う人達が単焦点を選ぶ理由の1つにほぼ入っています。
確かにF値が低いと明るくてよくボケる写真が撮れるのでプロっぽい写真であったり、人に見せる写真としては受けの良い写真が撮りやすいのは間違いないです。
とりあえず背景がすごいぼけてたら受けが良いのはいつの時代も同じです。
ですがF値が低すぎるとそれはそれでちょっとした問題が起きてきます。
今回はそのF値が低すぎると良くない理由と実際に問題になってしまう写真をご紹介します。
目次
F値が低いとどうなるか?
F値が低いことでのメリット
F値が低いことでのメリットとしては冒頭でも軽く触れていますが、明るくてよくボケることです。
カメラに詳しくない人たちに見せるとそれだけで結構いい反応がもらえるので、そういった写真を撮る人が多いです。
そしてF値が低いと光を多く取り込めるので写真自体が明るくなります。多少暗い場所だったり、撮影機材を使えないような環境だったとしても、多少の明るさを自力で確保できます。
とにかく明るくてよくぼける、というキーワードだけでメリットを語るには充分すぎるワードだと思っています。
プロっぽい写真が撮れる
背景がよくぼけている写真は広告とかでもよく見かけます。企業の広告なので使っている写真を撮っているのはプロだと判断できます。
それと同じような写真を目の前で撮影されたら、この人もプロなんだと思い込まれやすいです。明るさとかもある程度しっかり確保できていればプロっぽい写真になります。
今ではiphoneでもF値をかなり低く出来るようになっていますが、F値=低ければよくぼける、とだけ考えて撮影していると後々になって後悔する場面も多々出てきます。
仕事で使えなくなるかもしれない問題
ぼけすぎる
F値が低い=よくぼけるの認識は間違っていませんし、実際よくぼけるので正しい認識ではあります。
そしてそれがプロっぽい写真に見えるのもまた事実であり、そういった写真が受けが良いのもよくある光景です。
ですが受けが良いのはその場面だけであり、仕事で使う写真となるとF値が低すぎると使えない写真を量産する可能性もあります。
量産し続けた結果、全部NGになることだってありえます。実際、仕事で使う写真ではないですが趣味で撮影した写真を見返してて、仕事だったらボツだな(個人的に気に入ってるからいいけど)はよくあります。
ぼけすぎてしまった写真
こちらが実際にぼけすぎてしまった写真です。動物のフィギュアを撮影してみました。
顔にピントが合っているので顔ははっきりとしていますが、それ以外の部分がものすごくぼけています。
F値は2.8、レンズは45mm(35mm換算で90mm)です。ライトは別途用意して撮影しました。
首から後ろがもうぼけすぎて写してはいけないからぼかしました感があるくらいぼけています。
こういった写真がほしい、と言われたらこれでいいんですが相当レアケースだと思います。普通はNGになります。
F2.8は決して低い値ではないのと、マイクロフォーサーズなのでそこまでそこまでボケることはない(だろう)と思われがちな数値です。
ですが実際にこうやって撮ってみるとかなりぼけています。ボケる条件は他にもありますが、F値が低い=ぼけるの認識しかないとこうなってしまいます。
F値を適切な値にする
対策としてはF値を高くするしかありません。なのでぼけない値を探していった結果、F20まで上がりました。
拡大するとまだちょっとぼけている所もありますが、ぱっと見た感じでは全体がちゃんと見えるようになっています。
動物の全身とかを撮るのであればこういった写真の方が見やすくなります。F値が低いとそれはそれでいいのですが、使う場所を間違えると使えない写真になってしまいます。
フィギュアの写真を撮るというシチュエーションで考えたら、F値をある程度高くして撮ったほうが良いです。
もっとしっかりと撮影するなら角度も考えて撮影するといい感じになります。
低すぎるとぼけすぎるのが問題
F値が低すぎるとボケる反面、ちょっとした距離ですぐぼけてしまう問題があります。
F値が低ければいい、という人もいますがそれで人の顔までぼけてしまったら何の写真なのかわからなくなります。真正面向いてるのに顔がぼけてしまっていたら使えないです。
特にF値を極限まで低くしてピントを目とかに合わせると、鼻がぼけてきます。
逆に鼻にピントを合わせたら顔がぼけます。難しいところですが、人物撮影の場合はF値は気持ち高めで撮るといいです。
ぼかしすぎ注意です。