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【ストロボの基本】ストロボの照射角と光量を理解しよう

ストロボを光らせる範囲を変えたいとき、スヌートを使ったりソフトボックスを使うのが一般的ですがストロボ側の設定でも変更できます。

安価すぎるストロボだとこの機能がないこともありますが、大体のストロボには搭載されています。

今回はストロボの基本機能でもある、照射角について解説します。

ストロボの照射角とは?

ストロボの光の範囲を決めるもの

ストロボの照射角というのは、一言で言えば「ストロボの光る範囲」です。何も付けてない状態のストロボが一定の範囲を照らしてる、と思っている人もいるかと思います。

懐中電灯とかは常に一定の範囲を照らしますが、ストロボの場合はこれを変えることができます。

ストロボによっては24mm~200mmといった感じでmm表記されていて、画面もmm表記のものがあります。ただし24mm~200mmを1mmずつではなく、ある程度決まった数字で動くのが多いです。

Profoto A1の場合はmm表記ではなく、広いか狭いかを絵で表現しています。Uの字になっている時は狭く、Uが広がると広い、という意味です。

なので使うストロボによって照射角がどれくらいなのか?が数字で出ない場合もあります。

安価すぎるストロボにはないこともある

機能を極限まで削るかわりに価格を限界まで抑えている安価なストロボの場合、照射角の設定ができない場合もあります。

ストロボを買うときには照射角の設定ができるのかどうか、も選ぶ1つのポイントになってきます。

これらは購入前に情報をしっかりと確認すればわかることなので、購入前にはちゃんと確認しておきましょう。

ストロボの照射角と光量

ストロボの照射角は数字が小さいほど広く、数字が大きいほど狭くなります。普通逆だろうと思ってしまいますが、数字が大きい方が狭いのです。

なので24mmとか数字の小さい場合は広い範囲を照らせて、200mmとかにすると狭くなります。

200mmだと照らせる範囲が狭くなるので、ピンポイントで一部分だけを照らしたい時に使います。範囲はストロボと被写体(又は壁)との距離によっても変わります。

被写体との距離が遠ければ遠いほど広くなりますし、逆に近ければ近いほど焦点距離に関係なく狭くなります。近すぎると本当に一点集中みたいになります。

光量も比例して変わってきます。24mmとかにすれば全体を照らすかわりに光量が外側に向けて段々と落ちていきます。

逆に200mmにすると光量が強くなります。

使い分け方

24mm(広く照らす場合)

殆どは広い範囲を照らす撮影が多いので、24mmとかの広い範囲を照らす設定にします。特にストロボは直当てではなくソフトボックス等を使うことが多いです。

ソフトボックスで光を広げるのであれば、ストロボ側の設定でもなるべく広げておくのが一般的です。

ストロボ側は狭いのにソフトボックスで広げようとする、というのは逆のことをしていることになるので、効果が半減します。

迷ったらとりあえず24mm側にすれば大丈夫です。

200mm(狭く照らす場合)

スポットライト的な使い方をしたい場合は200mm側にします。スヌートを使う場合とかは光を広げるのではなく、逆に狭くしたい時でもあるので設定としてはぴったりです。

光を狭くすることで明るさを少しでも確保できるようになるので、設定できる場合は設定しておきましょう。光を広げてもスヌートを使えば強制的に狭くなるので無駄になってしまいます。

照射角の覚え方

最初のうちは照射角がどっちがどっちだったのか?というのを覚えるのが大変です。そもそも変更することがない、という人もいると思います。

ですが照射角も使えるようになると撮影の幅は更に広がりますし、知っているかどうかで違いが出てくる部分でもあります。

覚え方としては先程の24mmと200mmの関係性で思いついた人もいるかも知れませんが、レンズと全く同じです。

24mmは広角、広角レンズは広く撮れます。

200mmは望遠、望遠レンズは狭く撮れます。

シンプルですがこの覚え方が一番いいと思います。レンズのことも覚えられますし、ストロボの照射角も同時に覚えられます。

光量はその都度調整すると思うので、とりあえず「どっちがどっちだったか」だけでも覚えておくといいでしょう。

まとめ

・照射角=ストロボの光の範囲

・照射角はレンズと同じ覚え方でいい

・光量も比例して変わってくる

・迷ったら広角側(24mmとか)にして調整していく

ソフトボックスを使うのか、スヌートを使うのか、そのまま使うのか、色々なパターンがあります。

環境もそれぞれ違います。その時に合った設定で使いましょう。

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